米国株を購入する際に、為替レートや手数料だけではなく、株式取引における評価額の変動にも注意が必要です。特に、購入時に予想していたよりも評価額が大きくマイナスになってしまうことがあります。この記事では、米国株を円決済で購入した際に評価額がどのように変動するのか、その理由について詳しく解説します。
1. 米国株取引の基本:円決済と為替レートの関係
米国株を購入する際、取引は通常「円決済」か「ドル決済」のどちらかで行われます。円決済の場合、取引時点の為替レートに基づいてドルを円に換算し、購入することになります。
例えば、購入時の為替レートが151円だとすると、370ドルの株を5株購入するためには、370ドル × 151円 = 55,770円が必要になります。この時点では、為替レートが重要な要素となります。
2. 購入後の評価額がマイナスになる理由
質問者様が経験したように、購入後に評価額がマイナスになる原因は、主に「為替レートの変動」に起因します。購入時点の為替レートが変動し、ドルが円に対して強くなると、円換算評価額が下がることがあります。
例えば、購入時の為替レートが151円だった場合、その後にドル円レートが155円に変動した場合、ドルで保有している株の価値は変わりませんが、円換算で見るとその価値が減少してしまいます。このように、為替レートの変動が円換算での評価額に大きな影響を与えるのです。
3. 手数料とその他の要因
取引にかかる手数料も重要な要因です。株の購入には、証券会社が定める手数料が発生します。購入時の手数料は、株数や取引額に応じて異なりますが、これに加えて為替手数料やスプレッドが発生する場合もあります。
例えば、為替レートに0.5円の差があったり、取引手数料が数百円かかることもあります。これらの手数料が予想外に高くなると、購入直後に評価額がマイナスになることがあります。
4. 株式の評価額と市場価格
購入した株の評価額がマイナスになる原因の一つに、市場の変動も影響します。株式の評価額は、株価の変動にも影響されます。株価が購入時よりも下落すると、評価額がマイナスになるのは当然のことです。
例えば、370ドルの株が1株あたり370ドルで購入されたとしても、市場の動向によってその株が300ドルに下落すれば、評価額は減少します。このように、株価が下がると、為替レートに関わらず、評価額がマイナスになることがあります。
5. まとめ:米国株取引における評価額変動の仕組み
米国株を円決済で購入する際には、為替レートや手数料、そして市場の動向が評価額に大きな影響を与えます。為替レートが変動すると、ドル換算での株価が変わらなくても、円換算での評価額が大きく変動することがあります。
したがって、購入時に評価額が予想以上にマイナスになる場合がありますが、これは為替レートや株価の変動によるものであり、株式投資におけるリスクの一部として理解しておくことが大切です。
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