楽天証券を利用していると、実現損益の画面で「平均取得価格最小表示」を押すと取得価格が変わることがあります。これはどのような仕組みで、どちらの価格が正しいのかを解説します。
平均取得価格の基本的な計算方法
平均取得価格は、株式や投資信託の取得時の価格を加重平均して算出されます。一般的な計算式は以下の通りです。
平均取得価格 = (購入金額の合計) ÷ (購入株数の合計)
例えば、以下のように100株を異なる価格で購入した場合。
購入日 | 株数 | 購入単価 |
---|---|---|
1月10日 | 50株 | 1,000円 |
1月20日 | 50株 | 1,200円 |
この場合の平均取得価格は。
(50×1,000 + 50×1,200) ÷ (50+50) = 1,100円
「平均取得価格最小表示」を押すと変わる理由
楽天証券では、税制上の影響や端数処理の関係で、平均取得価格を小数点以下まで計算する場合と、四捨五入して表示する場合があります。そのため、「最小表示」を選択すると、より細かい単位で計算された価格が表示される可能性があります。
また、楽天証券では、「特定口座」と「一般口座」で取得価格の計算方法が異なるため、選択によっても変動することがあります。
どちらの価格を信じればいいのか?
結論として、税務処理や損益計算に関わる正確な価格は「最小表示」の方がより細かい計算に基づいた数値であるため、信頼できると言えます。ただし、証券会社の表示上、丸め処理などで微妙な差が生じることもあるため、取引時に大きな影響が出るわけではありません。
楽天証券のサポートを活用する
もし取得価格の差が大きく、不安がある場合は、楽天証券のサポートセンターに問い合わせることをおすすめします。公式サイトでは、平均取得価格の算出方法について詳細な説明が記載されています。
まとめ
楽天証券の「平均取得価格最小表示」機能を使うと、計算方法の違いによって表示価格が変わることがあります。正確な損益計算を知るためには、より細かい単位で計算された最小表示を参考にするのが良いでしょう。
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