近年、投資の重要性が広く認識されるようになり、子供のうちから資産形成を始めたいと考える家庭も増えています。特に、小学生のお子さんが「お年玉を投資したい」と言い出した場合、どのような方法があるのか気になるところです。本記事では、ジュニアNISAや未成年口座を活用した子供向けの投資方法について詳しく解説します。
ジュニアNISAとは?未成年の投資口座の基本
ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)は、2023年末で新規投資の受付が終了しましたが、2024年以降も継続管理勘定として保有することができます。つまり、既に開設していた場合は、18歳までの間、投資を続けることができます。
一方で、新規に投資を始める場合、ジュニアNISAの代わりに証券会社の「未成年口座」を開設する方法があります。未成年口座では、通常の課税口座(特定口座・一般口座)を利用して投資を行うことが可能です。
楽天証券の未成年口座とは?
楽天証券では、未成年でも証券口座を開設できます。ただし、未成年口座を開設する際には以下の条件があります。
- 口座名義人は未成年(0歳から18歳)
- 親権者の同意が必要
- 親権者も楽天証券の口座を持っている必要がある
この口座では、特定口座(源泉徴収あり・なし)または一般口座を利用できます。未成年のため、株式取引はできても信用取引やFXは利用できません。
お年玉を使って子供が運用する方法
小学生が投資を始める場合、以下のような方法が考えられます。
- 未成年口座で投資信託を購入する:楽天証券の未成年口座を開設し、お年玉を使って積立投資を行う。
- 親の口座を通じて管理する:実際の投資は親が行い、子供に投資の知識を教えながら資産形成を進める。
例えば、毎月1,000円ずつ積立てることで、長期的に投資の基本を学ぶことができます。
親のNISA枠を使わせるのはNG?
親のNISA枠を使って子供のお金を運用するのは厳密にはNGです。なぜなら、NISAは「口座名義人自身の資産を運用すること」が前提となっており、子供名義のお金を親のNISAで運用すると、税務上の問題が発生する可能性があります。
また、贈与税の観点からも、親が管理している資産と子供の資産を明確に区別することが重要です。そのため、子供自身が投資する場合は、未成年口座を開設するのがベストな方法です。
まとめ
小学生の子供が投資を始める場合、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
- ジュニアNISAは2023年末で新規受付終了。既存口座は継続管理勘定で運用可能。
- 新規に投資を始める場合は、楽天証券などの未成年口座を開設できる。
- お年玉を使って投資をするなら、特定口座で投資信託を購入するのが現実的。
- 親のNISA枠を使うのは税務上問題になる可能性があるため、未成年口座を活用するのが望ましい。
投資は早いうちから学ぶことで、将来的な資産形成の大きな力になります。親子で一緒に投資を学びながら、無理のない範囲で運用を始めてみましょう。
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