楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドとｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ全世界株式の違い

資産運用、投資信託、NISA

2025.03.18

投資信託を選ぶ際に、複数の選択肢がある中で、どのファンドを選べばよいのか迷うことがあります。特に、楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドとｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ全世界株式（オール・カントリー）などは似たような目的を持っているように見えますが、それぞれに特徴があります。

1. 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドとは？
2. ｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ全世界株式（オール・カントリー）とは？
3. 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドとｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ S&P500の違い
4. どちらのファンドを選ぶべきか？
5. まとめ: 投資信託選びのポイント

1. 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドとは？

楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、全世界の株式市場に広く分散投資を行うインデックスファンドです。このファンドは、MSCI ACWIインデックスを追随し、先進国と新興国の株式を対象にしています。

特徴的なのは、全世界の市場にバランスよく投資を行い、経済成長の恩恵を享受することを目的としている点です。このため、リスク分散の面で強みがあります。

2. ｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ全世界株式（オール・カントリー）とは？

ｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ全世界株式（オール・カントリー）は、楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドと同様に、全世界の株式に投資するインデックスファンドですが、こちらは「MSCI ACWI IMIインデックス」を基に運用されています。

MSCI ACWI IMIインデックスは、MSCI ACWIインデックスに加えて、より多くの新興国市場をカバーしており、さらに広い範囲の株式に投資することができます。これにより、若干リスクを取った投資が可能となり、リターンが大きくなる可能性もあります。

3. 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドとｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ S&P500の違い

一方、楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドとｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ S&P500は、どちらもS&P500指数に連動するファンドです。S&P500はアメリカの主要500企業に投資するインデックスで、アメリカの経済成長に連動した成績を追求します。

このため、アメリカ市場の成長を見込んだ投資が可能であり、特にアメリカ経済が強いときに良いリターンを期待できます。しかし、アメリカ市場に集中しているため、国際分散の効果は薄く、リスクが集中する点が特徴です。

4. どちらのファンドを選ぶべきか？

ファンド選びには投資目的やリスク許容度が重要です。全世界に分散投資をしたいのであれば、楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドやｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ全世界株式（オール・カントリー）がおすすめです。これらは、先進国と新興国の株式をバランスよく投資することができ、リスクを分散することができます。

一方、アメリカ市場に強い信頼を持っており、アメリカ経済の成長を見込んでいるのであれば、S&P500に特化したファンド（楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドやｅＭＡＸＩＳＳｌｉｍ S&P500）を選ぶのが良いでしょう。これらは、アメリカの主要企業に投資することで、より高いリターンを目指せます。