近年、オンライン証券会社ではセキュリティ強化のために「FIDO(ファイド)」と呼ばれるスマホ認証の導入が進んでいます。SBI証券でもこのFIDOを導入しており、より安全なログインや取引確認が可能になります。この記事では、SBI証券のFIDOスマホ認証の設定方法と実際の手順、注意点について詳しく解説します。
FIDO(ファイド)とは?
FIDOとは「Fast IDentity Online」の略で、パスワードに依存しない次世代の認証技術です。生体認証(指紋・顔)や端末認証を利用するため、安全性が高く、ユーザーにとっても手間が少ない点が特徴です。
SBI証券ではこのFIDOをスマホに導入することで、スマートフォンを使った安全なログインと取引認証が可能になります。
SBI証券のFIDOスマホ認証を利用するための準備
FIDO認証を使うためには、以下の準備が必要です。
- スマートフォンに「SBI証券 株アプリ」または「SBI証券 口座開設アプリ」がインストール済みであること
- スマートフォンが生体認証(指紋・顔認証)に対応していること
- SBI証券のWEBサイトにログインできる状態であること
すでにスマートフォンで株取引を行っている方は、対象のアプリがインストールされている可能性が高いですが、念のため最新版であることも確認しておきましょう。
FIDO(スマホ認証)の設定手順
FIDOの設定は、主にパソコンからSBI証券にログインし、スマートフォンとの連携を行う形になります。以下は一般的な流れです。
- パソコンでSBI証券のサイトにログイン
- 「セキュリティ設定」から「FIDOスマホ認証」の設定画面へ移動
- スマートフォンで表示されたQRコードをSBI証券アプリで読み込む
- スマートフォン側で生体認証を行い、連携を完了させる
この作業が完了すれば、次回以降のログインや重要な操作時にスマホでの生体認証を求められるようになります。
よくある質問とトラブル事例
設定途中で「スマホに通知が来ない」「認証が通らない」といったトラブルが発生することがあります。以下の点を確認してみてください。
- アプリが最新バージョンかどうか
- スマホの通知設定が有効かどうか
- モバイル通信やWi-Fiの接続が安定しているか
また、パソコン側に「デバイス承認サービス ご利用中」と表示されている場合は、FIDOとは別のセキュリティ手段がすでに利用されていることを意味しますが、FIDOとの併用は可能です。
スマートフォンが複数ある場合や機種変更時の注意点
FIDO認証は特定のスマートフォンとひも付けされるため、機種変更を行った場合は再設定が必要です。その際には旧端末での認証解除を忘れずに行いましょう。
スマホが複数ある場合でも、FIDO認証は1台のスマートフォンに限定されるため、普段最も使用する端末に設定するのが理想です。
まとめ:SBI証券のFIDO認証で安全・便利な取引を
FIDO(スマホ認証)は、今後のオンライン証券取引における安全性を高める大切な仕組みです。設定自体もそれほど難しくはなく、一度登録すれば以降は生体認証だけでログインや認証が可能になります。
まだ設定していない方や方法に不安のある方は、この記事を参考にしながら、ぜひFIDOの導入を進めてみてください。

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