eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は配当が出る?仕組みと注意点を解説

株式

「オルカン」の愛称で親しまれている「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、多くの投資家に人気のインデックス型投資信託です。全世界の株式に広く分散投資できる点が魅力ですが、「配当はあるのか?」という疑問を持つ方も少なくありません。この記事では、オルカンの配当の有無や仕組みについてわかりやすく解説します。

オルカンは配当金を支払わない「無分配型」

オルカンは、配当金を投資家に支払うことなく、ファンド内で再投資する「無分配型」の投資信託です。つまり、株式から得られる配当金はファンド内に留められ、自動的に再投資されることで基準価額に反映されます。

そのため、オルカンを保有していても、口座に現金として配当金が振り込まれることはありません。しかし、複利効果を活かした運用が可能になるというメリットがあります。

なぜ無分配型が選ばれているのか?

無分配型には以下のような利点があります。

  • 複利の力を活かせる:配当を受け取らずに再投資することで、長期的な資産成長が見込めます。
  • 課税タイミングを先送りできる:分配金を受け取るたびに発生する税金を回避でき、効率的な資産形成が可能です。
  • 再投資の手間が不要:配当を受け取って再投資する必要がないため、手間やタイミングを考える必要がありません。

このような理由から、長期投資を目的としたファンドでは無分配型が主流となっています。

実際に配当金は発生しているのか?

オルカンが投資する先の企業からは実際に配当金が支払われています。例えば、米国株や欧州株を中心に、世界中の企業は配当を出しています。これらの配当はオルカンの運用報告書に「配当収入」などの項目として計上されています。

ただし、先述の通り、それらの収入はすべてファンド内で再投資されているため、投資家が直接受け取ることはありません。

配当がほしい人はどうすればいい?

もし「現金として配当金を受け取りたい」というニーズがある場合、以下のような選択肢があります。

  • 分配型の投資信託を選ぶ:たとえば「上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本(1680)」など、配当金を定期的に支払うETFを選ぶ。
  • 定期的に一部を売却する:オルカンを継続保有しつつ、必要な分だけ売却して現金化する方法も有効です。

このように、自分の投資目的に応じて、運用スタイルを選ぶことが大切です。

まとめ

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、配当金をファンド内で再投資する「無分配型」の投資信託です。そのため、投資家に直接配当金が支払われることはありませんが、長期的な資産形成に適した設計となっています。

配当金がほしい方は、別の分配型商品を検討するか、定期的に一部売却して現金化する運用方法も視野に入れましょう。自身のライフスタイルや資産形成の目的に合った投資戦略を選ぶことが成功への第一歩です。

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