インターネット証券サービスのなかでもセキュリティ強化が進むSBI証券では、多要素認証のひとつとしてFIDO(ファイド)認証の導入が進んでいます。しかし、スマートSBI証券アプリを使った認証設定中に「QRコードまたはリクエストコードを入力してください」という画面でつまずく方も多いようです。本記事では、その仕組みと対処法を丁寧に解説します。
FIDO認証とは?なぜ導入されているのか
FIDO(Fast Identity Online)認証とは、パスワードを使わずに生体認証(指紋や顔)や端末認証で本人確認を行う最新のセキュリティ方式です。第三者によるなりすましを防ぐ目的で、SBI証券でも2023年から段階的に導入が進められています。
FIDO認証を設定すると、ログイン時にアプリや端末認証を使って安全・スムーズにアクセスが可能になります。
つまずきやすい「QRコード/リクエストコード」画面の意味
FIDO認証設定の過程で表示される「QRコードまたはリクエストコード入力画面」は、アプリとブラウザでの認証紐付けを行うステップです。具体的には。
- QRコード:PCまたはスマホのブラウザでSBI証券のFIDO設定ページを開くと表示される
- リクエストコード:ブラウザで表示された英数字のコードをアプリ側で手入力する方式
この2つのいずれかを使って、アプリと証券口座の連携を確立させる必要があります。
具体的な手順:どう進めればよいか
ステップ1:PCまたはスマホのブラウザからSBI証券にログインし、「セキュリティ設定」→「FIDO設定」へ進みます。
ステップ2:画面に表示されたQRコードをスマートSBI証券アプリで読み取るか、表示されたリクエストコードをアプリに入力します。
ステップ3:アプリ側で「FIDO認証を登録する」ボタンを押して進めると、顔認証または指紋認証の設定が完了し、端末がFIDOデバイスとして登録されます。
注意:この操作はスマホの「ブラウザ」と「アプリ」を別々に使う必要があります。同じブラウザ内で進めるとQRコードが表示されません。
よくある疑問と対策
Q:株や積み立てアプリも必要?
A:いいえ、FIDO認証には「スマートSBI証券」アプリのみが必要です。他のアプリ(株アプリ・積立アプリ等)は関係ありません。
Q:QRコードが表示されないのですが?
A:モバイルブラウザでアクセスしている場合、QRコード表示に対応していないことがあります。その際はPCからアクセスして設定するか、リクエストコード方式に切り替えてください。
セキュリティを保ちながら使いやすくするコツ
●設定完了後、FIDO認証によってアプリの顔認証や指紋で簡単にログインが可能になります。
●認証デバイスは1台のみ登録可能なので、スマホを買い替える際は再設定が必要です。
●設定後は定期的にセキュリティ設定やログイン履歴の確認も忘れずに。
まとめ
「QRコード or リクエストコード」でつまずく方は多いですが、その画面はSBI証券のFIDO認証においてアプリと口座を紐づける重要なステップです。焦らず、ブラウザ→設定ページ→QR読み取り or コード入力→アプリ登録という流れを確認しながら進めましょう。
この設定が完了すれば、より安全でスムーズな証券取引環境が整います。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント