スマートフォンを使ってSBI証券のFIDO認証を設定する際、「生体認証」とともに「6桁のパスコード」が求められる場面があります。このコードは一体何を指しているのか、混乱するユーザーも少なくありません。この記事では、そのパスコードの正体と背景、そして設定時の注意点についてわかりやすく解説します。
FIDO認証とは何か
FIDO(Fast IDentity Online)認証とは、パスワード不要で安全なログインを実現する次世代の認証技術です。主に「生体認証(指紋・顔認証)」や「端末内の秘密鍵」を使って、なりすましを防止します。SBI証券では2023年以降、セキュリティ強化のためFIDO認証の導入が進められています。
この技術は、ユーザーが自分のスマホで本人確認を行うことでログインを可能にする仕組みであり、従来のパスワード入力よりも安全かつ迅速です。
求められる6桁のパスコードとは?
FIDO認証の設定過程で「生体認証に失敗したときの代替手段」として、スマホ端末のロック解除用パスコードの入力が求められることがあります。これが「6桁のパスコード」です。
具体的には、iPhoneであればFace IDやTouch IDに代わる6桁の数字パスコード、Androidでも指紋認証などを補完するPINコードやパターンがこれに該当します。FIDOがこのロック解除手段を使って「本人確認」を行うため、入力を求められるのです。
スマホ側で4桁しか設定していない場合は?
一部のユーザーから「自分は4桁のパスコードを設定しているが、なぜ6桁を求められるのか」との声があります。これは端末やOSによって異なり、FIDO対応アプリやシステム側が6桁を前提としているケースがあります。
この場合でも、実際に入力するのはユーザーがスマホに設定しているロック解除コード(4桁やパターンでも可)です。表示が「6桁」となっていても、自分の設定がそれに満たない場合はそのまま設定済みのコードを入力すれば認証は通ることが多いです。
設定時の注意点
- ロック解除方法を確認:FIDO認証では、スマホに設定されている「セキュアな認証方式」が使用されます。事前にロック解除手段(PIN・指紋・顔)を確認しておきましょう。
- 複数アプリが絡む場合がある:SBI証券アプリ、認証アプリ(例:SBI証券FIDOアプリ、端末のセキュリティ設定)など複数のアプリや設定画面が関与するため、途中で混乱しやすい点に注意が必要です。
- 生体認証が失敗した場合の備え:手汗やマスクの影響で生体認証が失敗した場合に備えて、パスコードを確実に覚えておくことが重要です。
まとめ
SBI証券のFIDO認証で求められる「6桁のパスコード」は、スマートフォンのロック解除用コードを指しており、特別な新規パスワードではありません。入力時に戸惑わないためにも、端末側の認証設定を見直しておきましょう。FIDO認証の導入により、セキュリティは格段に強化されますが、正しい設定と理解が安心の第一歩となります。

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