SBI・V・S&P500の約定タイミングと価格の決まり方を徹底解説|米国休場や営業日にも注意

資産運用、投資信託、NISA

人気のインデックスファンド「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」は、米国市場のS&P500に連動する商品でありながら、日本国内で円建てで購入できる手軽さが魅力です。しかし、注文してから「いつ」「どの価格で」約定するのかは、意外と分かりにくいポイント。この記事では、購入タイミングや約定日のルール、米国休場日の影響などをわかりやすく解説します。

SBI・V・S&P500の約定タイミングはいつ?

基本的に、当日15時までの注文は当日の基準価額で約定します。15時以降の注文は、翌営業日の基準価額での約定になります。

ただし、SBI・V・S&P500は「1日1回算出される基準価額(NAV)」で取引される投資信託であり、株のようにリアルタイム価格で売買するわけではありません。

例: 月曜の14:50に注文 → 月曜の基準価額で約定(火曜に約定結果が表示される)

月曜の15:10に注文 → 火曜の基準価額で約定(水曜に結果が表示される)

基準価額はどう決まる?日本ザラ場とは異なる

このファンドの基準価額は、日本時間での当日夜〜翌早朝にかけて動く米国株市場(NY市場)の価格をベースに、翌日の朝に算出されます。

つまり、当日15時までに注文しても、約定価格は「その日の夜に動いた米国市場の反映」となるため、感覚的には「翌営業日の米国市況を見てから価格が決まる」と理解するのが正確です。

このため、日中の日本株(ザラ場)の動きとは無関係で、価格はあくまで米国市場ベースで決定されます。

営業2日後ルール?実際のスケジュール

注文〜約定〜受渡しまでの流れは以下の通りです。

  • 注文日(営業日)15時まで:当日の注文として受付
  • 約定日(翌営業日):その日の朝に基準価額が決定し、約定が確定
  • 受渡日(約定日の2営業日後):実際に保有として反映される

「営業2日後」ルールは受渡日であり、約定自体は1営業日後ということに注意しましょう。

米国が休場の場合はどうなる?

米国市場が休場(たとえば独立記念日、感謝祭、クリスマスなど)の場合は、基準価額の算出が行われないため、ファンドの約定もスライドされます。

具体的には、翌営業日に米国市場が再開されて初めて基準価額が決定され、その日の朝に日本で反映される流れです。これにより、数日間にわたって約定が先送りになることがあります。

注文自体はいつでもできますが、「米国市場の営業日」に依存して価格が決まる点は常に意識しておきましょう。

まとめ:タイミングを把握して落ち着いて運用を

SBI・V・S&P500のようなインデックスファンドは、短期売買を目的とした商品ではなく、長期的な資産形成に適した商品です。そのため、価格のブレに一喜一憂する必要はありませんが、約定のタイミングや米国休場の影響を知っておくと、納得感を持って運用を続けることができます。

15時までに注文 → 翌営業日の基準価額で約定(翌々日受渡し)
米国休場 → 基準価額の算出が休止され、約定もスライド

このルールさえ押さえておけば、安心して積立投資を継続できます。

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