なぜX(旧Twitter)には投資アカウントがしつこく湧いてくるのか?仕組みと対策を徹底解説

資産運用、投資信託、NISA

X(旧Twitter)を利用していると、「副業で月◯万円!」「初心者でも簡単に稼げる投資術」などといった怪しげな投資アカウントに頻繁に絡まれることがあります。いくらブロックしても次々と湧いてくるこの現象には、SNSの仕組みやビジネスモデルが深く関係しています。

投資系アカウントが大量に存在する理由

まず、投資系アカウントが異常に多い背景には、アフィリエイト報酬や情報商材ビジネスによる利益追求があります。これらのアカウントは、DMやリンク経由でFX講座や仮想通貨取引所に誘導し、契約成立で報酬を得ています。

そのため、一人でも多くのユーザーに接触することが目的で、ブロックされても即座に新しいアカウントを作って再びアプローチしてくるのです。

なぜブロックしても無限に現れるのか?

彼らがしつこい最大の理由は、「量産型アカウント」の存在です。自動化ツールを使って数百~数千のアカウントを生成し、短期間に多数のユーザーへ返信・フォロー・いいねを繰り返します。

アカウントが凍結されても、すぐに別の“替え玉アカウント”を用意して同じ活動を継続できるように設計されています。

AIやボットによる自動化が加速

最近では、AIやチャットボットの活用でより巧妙な誘導が行われています。たとえば、自然な日本語で返信したり、一般人を装って共感を引き出すスタイルも増えています。

これにより、一見すると普通の投資垢や雑談垢に見えるため、騙されやすくなっている点も問題です。

おすすめの対策方法

しつこい投資アカウントから身を守るには、以下のような対策が有効です。

  • キーワードミュート:「副業」「投資」「月収」などのワードを含む投稿を非表示に
  • アカウント制限の活用:Xの設定で、フォロー数が少ないアカウントや新規アカウントの通知を制限
  • 報告とブロック:スパム報告を必ず行い、アルゴリズムによる検出を促進
  • サードパーティ製のブロックツール:定期的にスパムアカウントを自動ブロックできるサービスを利用

これらを組み合わせることで、完全ではなくともストレスを大幅に軽減できます。

被害に遭わないために意識したいこと

「月数万円が簡単に稼げる」などの甘い言葉には十分注意が必要です。多くは、情報商材や詐欺的なスキームに繋がっており、金銭的・精神的な被害を受けた人も少なくありません。

また、DMや外部リンクには安易にアクセスしないよう心がけましょう。特に、口座開設・個人情報の提供・LINEの追加などを促す投稿は典型的な勧誘手法です。

まとめ

Xにおける投資アカウントのしつこさは、自動化・量産・収益目的のビジネスモデルに根ざしたものです。根本的な解決は難しいものの、ツールや設定を活用した予防と、騙されない知識が自衛の鍵になります。SNSの利用は賢く、冷静に。安心して楽しむための情報リテラシーを高めていきましょう。

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