将来のために資産形成を始めようと考える20代は増えています。特にNISAやiDeCoといった制度を使えば、税制優遇を受けながら効率よくお金を増やすことができます。本記事では、全世界株式インデックスファンドを活用したシンプルで効果的な投資戦略について、初心者にも分かりやすく解説します。
つみたてNISAとiDeCoの違いを正しく理解しよう
まずは、つみたてNISAとiDeCoの制度の違いを理解することが大切です。
- つみたてNISA:年間120万円まで投資可能で、売却時の利益に対して非課税。自由に引き出せるのがメリット。
- iDeCo:毎月の掛金が全額所得控除になるので節税効果が大きいが、60歳まで原則引き出し不可。
どちらも長期運用向きですが、目的やライフプランに応じて適切に使い分けましょう。
eMAXIS Slim全世界株式とSBI・全世界株式の違い
どちらも「全世界株式」に分散投資できるインデックスファンドですが、以下の違いがあります。
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー):MSCI ACWIをベンチマークとし、手数料が非常に低く、つみたてNISAで人気。
- SBI・全世界株式インデックスファンド:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動し、日本株含めたより幅広い投資対象が魅力。
どちらを選んでも世界全体に分散されており、初心者にも安心できる設計になっています。
毎月2万円ずつは適正?将来から逆算する考え方
毎月2万円ずつNISAとiDeCoに積み立てるのは、とても良いスタートです。年間で48万円の投資になります。20代からこれを継続できれば、将来大きな資産に育つ可能性があります。
たとえば、年利5%で30年間積み立てると仮定すると、元本約1,440万円に対して最終的には約3,300万円近くに達する可能性もあります(※複利効果を考慮)。
初心者が気をつけたい3つのポイント
1. 投資額は無理のない範囲で:生活防衛資金(生活費6ヶ月分程度)を確保した上で投資に回しましょう。
2. 投資信託の手数料(信託報酬)をチェック:低コストファンドを選ぶと運用効率が高まります。
3. 定期的な見直しも重要:年に1回程度、自分の状況に応じて資産配分や金額を見直すのも良い習慣です。
他にも検討したい追加の工夫
投資に慣れてきたら、以下のようなステップアップも可能です。
- 余裕資金ができたらNISAの積立額を増額(2024年の新NISAでは最大年間360万円)
- 特定口座での追加投資:NISAやiDeCoの上限を超える場合、特定口座でインデックスファンドを積立。
- 債券やREITとの分散投資:リスク分散の観点から株式以外の資産も検討。
まとめ:自信がなくても「続ける」ことが最も大切
eMAXIS Slim全世界株式やSBI・全世界株式インデックスファンドを使ったつみたて投資は、初心者にとって非常に良い選択です。毎月コツコツと継続することで、時間を味方にした資産形成が可能になります。自信がない時ほど、シンプルな戦略を信じて「習慣化」することが成功のカギです。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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