近年、SNSを通じた仮想通貨詐欺の被害が急増しています。特にInstagramやLINEなどで外国人を装ったアカウントが親しげに接触し、仮想通貨投資を持ちかけるケースが目立ちます。この記事では、Trust WalletやTruBit Proなどを使った典型的な詐欺の手口と、被害に遭った場合の対処法、返金の可能性、そして信頼できる弁護士の探し方について解説します。
よくある仮想通貨詐欺の手口とは?
仮想通貨詐欺では以下のような流れが典型的です。
- SNS(Instagramなど)での接触:仮想通貨に詳しいふりをして親しげにメッセージを送る。
- 少額の利益で信用させる:「最初に少しだけ儲かった」と思わせて追加送金を促す。
- 出金時に理由をつけて追加金を要求:「税金が必要」「検証金を払えば解除できる」などと言って資金を要求。
最終的に連絡が取れなくなったり、アクセスがブロックされたりするのが通例です。
Trust WalletやTruBit Proの特徴と詐欺への悪用
Trust Walletは人気の分散型ウォレットで、ユーザー自身が秘密鍵を管理する仕組みです。つまり、詐欺師が送金先のアドレスを用意していれば、第三者が止める手段はありません。
TruBit Proは中南米を中心に展開している取引所ですが、正規の取引所を装った偽サイトが存在する可能性もあります。詐欺グループが「TruBit Pro風」の架空サイトを作っている事例も報告されています。
被害に遭った場合に取るべき行動
1. 絶対に追加送金しない:「出金できる」という言葉に騙されてさらに送金してはいけません。
2. 金融庁・消費生活センターに相談:被害の実態を記録し、対応の助言を受けましょう。
3. 警察への相談:詐欺罪として被害届を提出できます。証拠となるやりとりやウォレットアドレスを保存しておくことが重要です。
4. ブロックチェーンの追跡サービスを使う:CipherTraceやChainalysisなどのツールで送金先を追跡できることもあります。
返金の可能性は?成功例と限界
現実には、ブロックチェーンの性質上、一度送金された資金の回収は非常に難しいです。ただし、以下のような例では返金の可能性もあります。
- 詐欺師のウォレットが取引所に接続されていた場合、取引所に通報することで凍結・調査が可能
- 被害者が集団で訴訟を起こし、詐欺グループが特定された事例もあり
ただし、全額返金はほぼ不可能と考え、これ以上の損失を防ぐことに集中するのが現実的です。
弁護士に依頼すべきか?注意点と選び方
仮想通貨詐欺に詳しい弁護士を選ぶことが重要です。以下のポイントを参考にしましょう。
- 金融犯罪・国際取引に強い:仮想通貨や海外送金に関する知識があるか。
- 実績の開示:過去の類似案件での対応経験を確認。
- 無料相談がある:最初の相談で対応力を見極める。
弁護士に依頼しても、犯人不明・資金回収不能の場合は、結果が出ないこともあるため、費用と見込みを慎重に比較しましょう。
まとめ:冷静な対応と情報共有が鍵
InstagramなどSNS経由で仮想通貨投資を勧める話には、極めて高い確率で詐欺が含まれています。Trust WalletやTruBit Proを使った出金不可・追加送金要求は、典型的な詐欺の手口です。もし被害に遭ったと気づいたら、冷静に対処し、決して追加送金せず、専門機関への相談と同様の被害者との情報共有を進めることが重要です。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント