IPO投資は本当に儲かる?成功の秘訣とリスクを徹底解説

株式

IPO(新規公開株)投資は、証券取引所に新たに上場する企業の株を初値で取得できる魅力的な投資手法のひとつです。しかし、「必ず儲かる」と思い込んでしまうのは危険。成功するためには、正しい知識と慎重な判断が求められます。

IPOとは?その基本を理解しよう

IPO(Initial Public Offering)とは、企業が初めて株式を証券取引所に公開し、投資家がその株を買えるようになることです。未上場企業が上場することで、資金調達やブランド価値の向上を目指します。

IPO投資とは、その公開直前に株を購入し、上場初日に市場で売却することで利益を狙う投資戦略です。

IPO投資の魅力と過去の実績

IPO株は通常、公開価格が抑えられて設定されるため、上場初日に買値より高く売却できるケースが多くあります。特に人気のある業種や成長企業では、初値が公開価格の2倍以上になることも。

例えば、2020年に上場したBASE(4477)は、公開価格1,300円に対し、初値は2,700円を記録しました。100株保有していた場合、約14万円の利益になったことになります。

IPO投資のリスクと注意点

一方で、すべてのIPOが成功するわけではありません。需給バランスや企業の業績、経済情勢によっては、初値が公開価格を下回る「公募割れ」となるケースも存在します。

2022年に上場したあるIT関連企業では、公開価格が1,600円だったのに対し、初値は1,400円と公募割れしました。このようなケースでは、損失が発生します。

IPOの抽選に当たるには?証券会社の選び方

IPO株を手に入れるには、証券会社が実施する抽選に参加する必要があります。大手証券会社に加えて、ネット証券もIPO取り扱い数が多く、口座開設を複数持っておくのが効果的です。

  • 主幹事証券を見極めて申し込む
  • 家族名義の口座で複数応募する
  • 資金拘束のない証券会社も活用する

たとえば、SBI証券は落選してもIPOチャレンジポイントが貯まる独自制度があるため、継続的な参加に向いています。

IPOで失敗しないためのチェックポイント

IPOに申し込む前に、以下の点をチェックしてリスクを最小限に抑えましょう。

  • ビジネスモデルと成長性の有無
  • 業界内でのポジションや競合比較
  • 直近の業績と利益推移
  • 想定時価総額と市場評価のバランス

これらのポイントを総合的に判断することで、安易に飛びつくのではなく、堅実な投資が可能になります。

まとめ:IPO投資は「儲かる」ではなく「選び方次第」

IPO投資はうまくいけば大きな利益を得られる反面、リスクも伴う投資法です。情報収集を怠らず、冷静な分析と戦略的な参加を行うことで、安定した収益を目指すことができます。短期的な利益だけにとらわれず、長期的な視点で投資と向き合うことが成功への近道となるでしょう。

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