MT5(MetaTrader 5)でプライスボードのアラート音を変更しても、新しいアラートを設定するとデフォルト音に戻ってしまうという現象に悩んでいるユーザーは少なくありません。本記事では、その原因と根本的な対処法について詳しく解説します。
MT5のアラート音が元に戻る理由
MT5ではアラート音は「アラートごとに設定」されており、初期設定のままだと次に新しくアラートを作成したときに、再びデフォルト音が適用されます。これはMT5が「グローバル設定」でアラート音を管理していないために起こる現象です。
つまり、個々のアラートに対して都度音声ファイルを選び直さなければならない仕組みが原因なのです。
根本的なカスタマイズ方法
この動作を回避するには、MT5のデフォルトのアラート音ファイルを自分の好きな音に置き換える方法が有効です。以下の手順で行います。
- MT5のインストールフォルダ(例:
C:\Program Files\MetaTrader 5\Sounds
)を開く - 「alert.wav」などのアラート用サウンドファイルを探す
- 置き換えたい音声ファイル(
WAV形式
)を同じ名前にリネームして上書き
この方法で、新しいアラート作成時にも自動的に変更した音が反映されるようになります。
音声ファイルの準備と注意点
使用できるファイル形式はWAVが推奨されます。MP3などでは正常に再生されないことがあります。無料の音声編集ソフト「Audacity」などを使ってフォーマット変換が可能です。
また、元のalert.wavなどのファイルは念のためバックアップをとっておくと安心です。
応用:異なる音を複数使いたい場合の工夫
複数のアラートで異なる音を使いたい場合は、個別に音声ファイルを用意し、それぞれのアラート設定画面で明示的に指定する必要があります。MT5ではその都度手動で設定が求められるため、テンプレート機能を活用すると効率的です。
アラートを含んだチャートテンプレートを保存しておくと、次回からすばやく再利用できます。
まとめ:MT5アラート音の設定を自在にコントロールしよう
MT5でアラート音が元に戻る現象は仕様によるものですが、インストールフォルダ内の音声ファイルを差し替えることで、初期値自体を変えることができます。また、アラートテンプレートの活用により、個別の音声設定の手間も軽減できます。
少しの工夫で、より快適なトレード環境が手に入りますので、ぜひ今回の方法を試してみてください。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント