Global X FANG+ ETFに連動する日本の投資信託は存在する?指数との違いと選び方を解説

資産運用、投資信託、NISA

米国のハイテク・グロース株への投資先として注目される「Global X FANG+ ETF」。これに連動する日本の投資信託を探す投資家は少なくありません。多くの人が混同しがちな「NYSE FANG+指数」に連動する投資信託との違いや、ETFと投資信託の連動関係について解説します。

Global X FANG+ ETFとは?その基本を押さえる

「Global X FANG+ ETF」(ティッカー:FNGGまたは旧FNGUなど)は、米国のハイテク企業10社で構成される「NYSE FANG+指数」に基づくETFです。構成銘柄には、Facebook(Meta)、Apple、Amazon、Netflix、Google(Alphabet)などが含まれ、いわゆるFANG銘柄を中心に構成されています。

このETFは、NASDAQなど米国市場で取引されており、レバレッジ型なども存在しますが、通常のFANG+ ETFはインデックス連動型で、個人投資家の分散投資に向いています。

iFreeNEXT FANG+インデックスと何が違う?

日本で販売されている「iFreeNEXT FANG+インデックス」は、同じくNYSE FANG+指数をベンチマークとしており、Global X FANG+ ETFと構成銘柄や目的は似ています。違いは、ETFか投資信託かという点と、運用会社や為替リスクの取扱いなど細かい設計にあります。

つまり、「iFreeNEXT FANG+インデックス」はGlobal X FANG+ ETFに直接連動しているわけではなく、同じ指数に基づいて運用されている別の商品です。

Global X FANG+ ETFに連動する国内投資信託はあるのか?

結論から言うと、現時点(2025年5月)ではGlobal X FANG+ ETFそのものに連動する日本の投資信託は存在していません。日本で買える投資信託は、あくまで「NYSE FANG+指数」に連動する設計のものが主流であり、それに連動するETFの一つがGlobal X FANG+ ETFという位置づけになります。

ETFと投資信託の連動関係は明確に区別する必要があり、ETFはリアルタイムで取引される証券である一方、投資信託は日々の基準価額で取引されます。

代替手段はある?FANG+銘柄に投資できる日本の投資信託

「Global X FANG+ ETFに近い動きをする日本の投資信託が欲しい」という場合、以下のようなファンドが代替候補となります。

  • iFreeNEXT FANG+インデックス(大和アセットマネジメント)
  • 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)※間接的に米国株式に投資
  • eMAXIS NASDAQ100インデックス(FANG銘柄多数含む)

これらは指数や構成銘柄に違いはありますが、成長性の高い米国ハイテク株に分散投資するという意味では共通しています。

ETFと投資信託の違いを理解して商品選びを

ETFはリアルタイムでの売買が可能で手数料が比較的低めですが、証券口座を通じた株式取引が必要です。投資信託は積立がしやすく初心者に人気ですが、信託報酬や為替ヘッジの有無などに注意が必要です。

目的に応じてETFと投資信託を使い分けることで、より効果的な資産形成が可能になります。

まとめ:Global X FANG+ ETFと連動する投信はないが、選択肢はある

「Global X FANG+ ETF」に直接連動する日本の投資信託は存在しませんが、同じ指数に連動する「iFreeNEXT FANG+インデックス」などが実質的な代替商品となります。ETFと投資信託の違いを理解し、自身の運用スタイルに合った商品選びを心がけましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました