FXや株式トレードでよく使われる「押し目買い・戻り売り」戦略は、多くのトレーダーにとって基本戦術の一つです。なかでも「複数の抵抗が重なるポイントでのエントリー」は、勝率を高めるための有効な判断材料とされています。この記事では、抵抗線が3つ重なったときのエントリーポイントの有効性や、勝率70%が可能なのかについて掘り下げて解説します。
押し戻り狙いとは?その基本戦略
押し目買いとは、上昇トレンドの中で一時的に下がった価格で買いを入れる戦略であり、戻り売りは下降トレンド中の一時的な反発で売りを狙う戦略です。いずれも「トレンドの継続」を前提とした手法で、相場の流れに逆らわないためリスクを抑えやすいとされています。
ただし、どの価格でエントリーするかが成功の分かれ目です。抵抗となるラインを意識することで、より精度の高いエントリーが可能になります。
3つの抵抗が重なるとは?
ここで言う「3つの抵抗」とは、以下のようなテクニカル要素の重なりを指します。
- 水平ライン(過去の高値・安値)
- 移動平均線(例:20MA、50MA)
- トレンドラインまたはフィボナッチ・リトレースメント
例えば、上昇トレンド中に20MAが引かれており、その付近に過去のレジスタンスラインとフィボナッチの38.2%押しが重なる場面があれば、そこは強力な支持帯となりやすく、エントリーポイントとして注目されます。
勝率70%を目指すための要素
3つの抵抗が重なる場面でのエントリーは確かに信頼性が高いですが、それだけで常に勝率70%を維持するのは難しいです。勝率を安定させるには以下の条件が必要です。
- 明確なトレンドの存在:横ばい相場では押し戻りの判断が機能しにくいため、トレンドの有無を確認する必要があります。
- 適切なリスクリワード比:勝率だけでなく、損益比率も戦略に組み込むことで安定的な資産増加が可能です。
- エントリーと損切りのルール徹底:感情に左右されずに取引を行うための明確な基準が不可欠です。
実例:複数抵抗の重なりからの成功エントリー
あるFXトレーダーは、EUR/USDの上昇トレンドで、過去の高値ライン、20MA、そしてトレンドラインが交差する価格帯で押し目買いを実行。明確な反発が確認できたためロングポジションを取り、結果的に50pips以上の利確に成功しました。
このように、複数の要因が重なることで「確信度の高い」ポイントを見極めることが可能になります。
トレード環境の整備も重要
高勝率を狙うには、戦略だけでなく、以下のような環境整備も大切です。
- 複数時間足の確認:上位足のトレンドとエントリー足の方向性を揃える。
- 取引記録の管理:過去のエントリーと勝率の分析で改善点を発見する。
- ニュースリスクの把握:経済指標発表などのボラティリティ要因を事前に把握する。
まとめ:確率を高めるためにできること
押し戻り狙いにおいて「抵抗が3つ重なるポイントでのみエントリーする」というアプローチは、勝率向上に有効です。ただし、それだけで常に勝てるわけではなく、リスク管理や相場環境の把握、戦略の一貫性が重要です。戦略と技術、そしてメンタルのバランスを保つことが、最終的な成功への鍵となるでしょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント