テクニカル分析においてCCI（商品チャネル指数）を複数表示することで、エントリーやエグジットの判断がより明確になります。特にバイナリーオプション取引を行っているiPhoneユーザーにとって、TradingViewアプリでCCIを2本表示する方法を知っておくことは大きな武器になります。本記事では、iPhoneでも可能なCCIの複数表示テクニックを詳しく紹介します。
CCIとは？その基本的な役割と使い方
CCI（Commodity Channel Index）は、価格が移動平均からどれだけ離れているかを測定するオシレーター系インジケーターです。一般的には+100や-100を基準に、買われすぎや売られすぎの判断を行います。
例えば、CCIが+100を超えた場合は上昇トレンドが過熱気味とされ、-100を下回った場合は下降トレンドが進みすぎと判断されることがあります。単独でも有効ですが、異なる期間のCCIを併用することで、より深い分析が可能になります。
iPhoneでTradingViewを使ってCCIを1本表示する方法
まずは基本として、iPhoneのTradingViewアプリでCCIを1本表示する手順を見てみましょう。アプリを起動し、チャート画面を表示させたら、下部の「fx」マークをタップします。
検索バーで「CCI」と入力し、「Commodity Channel Index」を選んでチャートに追加します。追加後は、インジケーター名をタップ→歯車アイコンで設定を変更できます。
CCIを2本表示するテクニックとコツ
実は、同じインジケーターを複数追加することが可能です。再度「fx」からCCIを検索し、2本目を追加してください。それぞれの設定で期間を変更することで、短期と長期のCCIを比較できるようになります。
例えば、14期間と50期間のCCIを表示することで、短期トレンドと中長期トレンドの動きを同時に確認できます。これにより、短期の変動に惑わされずに大局を見極めることが可能です。
iPhoneで複数インジケーターを重ねて表示する際の注意点
iPhoneのTradingViewアプリでは、無料プランの場合インジケーターの同時表示数が制限されています。無料ユーザーは最大3つまでのインジケーターしか追加できません。
CCIを2本表示するためには、他の不要なインジケーターを一度削除する必要があります。表示数を増やしたい場合は、有料プラン（Pro以上）にアップグレードすることで最大5～25まで拡張できます。
おすすめカスタムCCIインジケーターの紹介
標準のCCIを2本追加する方法に加えて、カスタムスクリプトを使うという選択肢もあります。TradingViewの公開ライブラリには、「Dual CCI」「Multi-Timeframe CCI」など、2本以上のCCIを1つにまとめて表示できるスクリプトが存在します。
TradingViewのインジケーター検索ページで「dual cci」などのキーワードを使って探すと、多くの便利なスクリプトが見つかるはずです。使い方は、スクリプトページから「お気に入り」に登録するだけでチャートに追加可能になります。
実際の設定例：短期×長期CCIでバイナリーオプションの精度向上
実例として、14期間のCCIと50期間のCCIを組み合わせて表示し、両方が+100を超えたときに「上昇トレンド継続」と判断、両方が-100を下回ったときに「下降トレンド継続」と判断する戦略があります。
このように複数のCCIを活用することで、トレンドの「ダマシ」を減らし、勝率向上が期待できます。もちろん、RSIやMACDなど他のインジケーターと併用することでさらに精度の高い判断が可能になります。
まとめ
iPhoneのTradingViewアプリでも、CCIを2本表示することは可能です。標準機能で複数追加する方法から、カスタムインジケーターを活用する方法まで、いくつかの選択肢があります。期間の異なるCCIを組み合わせることで、相場の流れを多角的に捉えることができ、バイナリーオプションの精度を高める強力なツールとなるでしょう。
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