伊藤園の「優先株式（第二種優先株式）」は、通常の普通株とは異なる特性を持ち、個人投資家の間でも根強い人気を持っています。中には2007年の発行当初に取得した株を長期保有している方も多く、「90株持っているが100株にしたい」という声もよく聞かれます。この記事では、伊藤園の優先株をあと10株追加で取得する現実的な方法や、注意すべきポイントを解説します。
伊藤園の優先株とは？普通株との違いを確認
伊藤園の優先株は、議決権がない代わりに配当面で優遇されている株式です。2007年に個人投資家向けに発行され、今も東京証券取引所に上場（証券コード：25935）しています。
取引価格は普通株（証券コード：2593）よりも安価なことが多く、長期保有でのインカムゲイン（配当）を目的とした投資に向いています。
あと10株を買い増す方法はある？
2007年に取得した90株を100株にするには、現在も市場で流通している伊藤園の優先株（25935）を10株買い増すというのが最もシンプルな方法です。
優先株も通常の株と同様に証券会社の取引画面で売買が可能です。単元株は100株ですが、SBI証券や楽天証券などのネット証券では「単元未満株（S株・かぶミニなど）」で1株単位から購入することも可能です。
ネット証券での買い増し手順
ネット証券を使えば、10株だけを買い増すことが可能です。たとえばSBI証券では「S株」、楽天証券では「かぶミニ」という名称で1株単位の売買に対応しています。
- SBI証券：「S株」→ 伊藤園第二種優先株式（25935）で検索し、数量10で注文
- 楽天証券：「かぶミニ」→ 同様に25935を指定し、1株単位で注文
ただし、これらのサービスではリアルタイムでの約定ではなく、取引時間や条件が通常の株と異なる場合がありますので、注意が必要です。
100株にするメリットと注意点
伊藤園の優先株を100株にすることで、配当金額がまとまるほか、株主優待の権利も得られる可能性があります（年1回、自社製品の贈呈など）。
一方で、優先株は流動性が普通株よりも低く、売買時に思った価格で取引できないこともあるため、購入タイミングや価格には注意が必要です。
買い増し以外の選択肢はある？
買い増し以外の方法としては、他の株主からの譲渡や相続などで追加取得することも考えられますが、これはあまり現実的ではありません。
また、企業側による「買い増し優待」や「株式併合」などの特別措置があれば別ですが、現在のところ伊藤園がそのような発表をしている形跡はありません（※2025年6月時点）。
まとめ：90株から100株へは可能、計画的な買い増しを
伊藤園の優先株を100株にすることは、証券会社の単元未満株サービスを活用すれば十分に可能です。追加で10株の買い増しを行うことで、株主優待や配当の恩恵を最大化することができます。
ただし、価格や流動性には注意しながら、タイミングを見て分散購入するのも一つの戦略です。長期保有を前提に、メリットとリスクをしっかり把握して行動しましょう。
こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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