若くして150万円の貯金を持ち、すでにNISA口座を活用しているのは大変素晴らしいスタートです。とはいえ、資産をより効率的に増やしていくには、次の一手が重要です。この記事では、社会人1〜2年目の方が「どのように資産を増やしていくべきか」をわかりやすく解説します。
銀行に貯金150万円はもったいない?
日本の銀行預金金利は年0.001%程度で、150万円を預けていても年間で15円しか増えません。一方、インフレによってお金の価値が下がることを考えると、実質的には損をしているとも言えます。
もちろん、全額を投資に回す必要はありません。突発的な出費や生活費のために「生活防衛資金」として、最低3〜6ヶ月分の支出を現金で確保するのは重要です。
一括投資 vs 積立投資:どちらが有利?
投資スタイルには、50万円などを一括で投資する方法と、毎月3万円などを積立てていく方法の2種類があります。それぞれにメリットがあります。
- 一括投資:長期的なリターンが高くなりやすい。ただし、投資直後の相場下落リスクに注意。
- 積立投資:相場の上下を均しながら買い進められる「ドルコスト平均法」の恩恵が得られる。
初心者には積立投資の方が精神的にも安心感があり、継続しやすいです。
毎月の積立額はどう決める?
無理のない範囲で積立額を設定することが継続のコツです。毎月3万円を積立てると、年36万円。20代のうちにこれを続ければ、複利の力で大きな資産形成が可能です。
たとえば、年利5%で20年間積立を続けた場合、元本720万円に対して最終的な資産は約1,230万円になります。
NISAをどう活用する?
新NISA制度では、「つみたて投資枠」「成長投資枠」を活用して年間360万円まで非課税投資が可能です。今ある40万円のNISA投資に追加して、積立設定をしっかり行うとさらに非課税メリットを享受できます。
おすすめは、つみたて投資枠でインデックスファンドをコツコツ積み立てることです。たとえば「eMAXIS Slim 全世界株式」や「S&P500連動型」などが人気です。
50万円を今投資すべきか?
もし手元に余裕資金があるなら、今のタイミングで一部を投資に回すことは理にかなっています。たとえば「25万円を一括で投資」「残り25万円は半年に分けて積立」といった分散投資も一つの方法です。
ただし、生活資金を投資に回すのは絶対にNGです。無理なく、余剰資金で投資を行いましょう。
まとめ:最初の一歩を戦略的に踏み出そう
20歳で150万円の貯金+NISA活用というのは非常に有利なスタートです。今後の選択としては以下のようなバランスが考えられます。
- 生活防衛資金を除いた分を投資に回す
- まずは毎月3万円の積立をスタート
- 投資に慣れてきたら一括投資も検討
資産形成は「早く始めること」と「続けること」が何よりも大切です。無理のない範囲で、計画的に取り組んでいきましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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