株式投資を始めて含み益が増えてくると、「今が売り時か?」「もっと上がるのでは?」と迷うことはよくあります。初心者にとっては特に判断が難しい局面ですが、利益確定の考え方やリスク管理を理解しておくことで、より冷静な投資判断ができるようになります。
株の利確に「正解」はないが、「戦略」は必要
株の売却タイミングに明確な正解はありません。上がり続ける銘柄もあれば、突如暴落することもあります。しかし、自分なりの売却基準=戦略を持つことで、感情に振り回されずに済みます。
例えば「30%上昇したら半分利確」「目標株価に達したら全売却」など、自分でルールを決めておくと、含み益に対して適切な行動をとりやすくなります。
一括売却 vs. 分割売却:初心者におすすめは?
含み益が出ている銘柄を全て一括で売却する「リセット戦略」は、一時的に安心感は得られますが、その後株価がさらに上昇すると後悔する可能性も。一方、「分割で売却する」方法は、リスク分散と機会損失のバランスがとれるため、初心者にも適しています。
例えば、120万円の含み益のある銘柄を「40万円ずつ3回に分けて売る」といった方法であれば、一部の利益を確保しながら残りの成長も狙えます。
含み損銘柄の扱いは?塩漬け回避の考え方
10万円以上の含み損を抱えている銘柄についても、冷静な判断が必要です。長期保有で回復を見込める企業か、すでに見込みが薄い企業かを見極めましょう。
もし業績や将来性に疑問があるなら、「損切り」も立派な戦略です。損切りをすることで資金を他の有望株に再配分でき、トータルのパフォーマンス改善につながることもあります。
暴落リスクに備える「心の準備」と「現実的対策」
株式市場には予測不能な暴落がつきものです。そこで必要になるのが、「含み益を守る」ためのリスク管理です。
- 目標達成時の利確ルールを事前に決めておく
- 投資額の一部を現金化しておく
- 銘柄ごとにリスク分散を意識する
また、損益通算や確定申告のことも視野に入れ、年末までの戦略を考えておくのも有効です。
実際の投資家はどうしている?参考になる例
例えば、ある個人投資家は「株価が2倍になったら原資分を利確し、残りをホールド」と決めています。これにより、利益を確保しつつ、残った株でさらなる上昇を狙えるというメリットを享受しています。
また別の人は、含み益が100万円を超えた段階で税金を意識し、「50万円ずつ2回に分けて売却し、課税額を平準化する」といった工夫をしています。
まとめ:焦らず、戦略的に含み益を活用しよう
含み益が増えると嬉しさと不安が入り混じりますが、感情に流されず、戦略的な行動が利益を守るカギです。
- 利確は分割で行うとリスク分散に有効
- 含み損株は「損切り」も一つの選択肢
- 暴落リスクへの備えを常に意識
- 自分なりのルールを持ち、ブレない投資判断を
初心者だからこそ、利益を失わないための「ルールづくり」から始めてみましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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