近年、セキュリティ強化の一環としてSBI証券アプリには複数の認証方式が導入されていますが、その切り替えや仕様変更が原因で突如ログインできなくなる事例が報告されています。今回は、特にAndroid端末でFIDO認証を使っていたユーザーに発生しやすい「電話番号認証エラー」の対処法を解説します。
突然表示される「電話番号認証を設定のお客さまは〜」の意味とは
FIDO認証のみを使用していたユーザーであっても、「電話番号認証を設定のお客さまは〜」というエラーが突然表示される場合があります。このメッセージは、サーバー側の一時的な障害、アプリの不具合、またはセキュリティポリシーの更新が原因で、未設定の認証方式が誤って要求されることで発生します。
特に2024年以降、SBI証券では一部の環境でFIDO認証と電話番号認証が併存して適用されるケースがあり、それによりログイン不具合が生じています。
この現象が起きる主な原因
- アプリのバージョンが最新ではない:旧バージョンでは新しい認証方式に未対応の可能性があります。
- 認証データの不整合:FIDOの端末登録情報とサーバー情報が一致しない場合、電話番号認証を誤って要求されることがあります。
- アプリの一時的な障害:特定の時間帯や端末で障害が報告されていることがあります。
実際に、同様の現象はSBI証券の公式X(旧Twitter)アカウントなどでも度々報告されており、問い合わせが急増する要因になっています。
今すぐ試せる対処法5つ
- アプリを最新版に更新:Google PlayからSBI証券アプリを更新してください。
- アプリのキャッシュクリア:端末の設定からアプリを選択し、「キャッシュを削除」してください。
- 一度アプリをアンインストールして再インストール:この操作で端末とサーバーの認証整合性がリセットされる場合があります。
- 「電話番号認証を無効にする」手続きの問い合わせ:FIDOのみを利用したい旨をカスタマーサービスに伝え、設定状況を確認してもらいましょう。
- 夜間や混雑時間帯を避けて再試行:一部の障害は混雑が原因で発生するケースもあります。
これらを試してもログインできない場合は、サポート窓口への問い合わせが最も確実です。
サポートに問い合わせるときのポイント
問い合わせ時には、次の情報を伝えるとスムーズです。
- 使用端末の種類(例:Android 13、Pixel 6a)
- 利用している認証方式(FIDOのみ)
- アプリのバージョン(ログイン画面右下などに記載)
- 電話番号認証の設定をしていないのに要求されている旨
SBI証券のカスタマーサービスへは、公式サイトの「お問い合わせ」ページまたは0120から始まるフリーダイヤルに連絡しましょう。
FIDO認証と電話番号認証の仕様の違い
FIDOは指紋や顔認証などの生体認証を用いた高度なログイン方式です。一方、電話番号認証は発信記録を使って本人確認を行う、比較的原始的な方式です。両者を同時に設定していると、認証順序や仕様の変化でログインエラーが出やすくなります。
特に「設定していないのに要求される」場合は、FIDOと電話番号認証の設定履歴に齟齬がある可能性があります。
まとめ:不具合時は冷静に手順を踏んで対応を
SBI証券アプリでのログイン障害は、特定の環境やアップデートタイミングにより発生します。まずはアプリ更新、再インストール、キャッシュ削除を試し、それでも改善しない場合はサポートへ問い合わせましょう。
認証方式の併用や切り替えには注意が必要で、設定内容の整理や不要な認証の解除も検討することが大切です。

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