楽天証券で米国株を円貨決済した後の信用取引余力への反映タイミングとは？

株式

2025.06.06

楽天証券を利用して米国株に投資している方の中には、円貨決済を行った際に資金がどのように反映されるのか、特に信用取引余力への影響を気にする方も多いでしょう。この記事では、楽天証券で米国株を円貨決済した後に日本株の信用新規建余力へ反映されるまでの流れと注意点を詳しく解説します。

米国株の円貨決済とは？

楽天証券では、米国株の購入時に「円貨決済」と「外貨決済」が選べます。円貨決済とは、日本円で米ドル建ての株を購入する方法です。楽天証券が自動で為替取引を行い、米ドルに換算して株式を取得します。

円貨決済は手軽ですが、為替スプレッドが発生するためコストに注意が必要です。また、円貨で決済した場合でも、米国株は米ドル建ての資産として扱われます。

楽天証券で米国株を円貨決済した後、その代金はT+2（取引日+2営業日）で引き落とされます。この代金の支払いが完了して初めて、日本株の信用取引余力に再度反映されます。

つまり、実質的に信用新規建余力に反映されるのは取引の約2営業日後が基本となります。ただし、楽天証券のシステムや処理状況によっては例外が発生することもあるため、都度確認が必要です。

信用取引余力の回復を早めたい場合は、「外貨決済」での取引や「代用有価証券の売却」を組み合わせることも検討できます。また、米国株を保有しているだけでは信用取引余力には加算されないため、資金を確保してから注文するような運用方針も有効です。

なお、代用有価証券として米国株を預けている場合でも、円換算による評価額は日々変動するため、信用余力の管理は慎重に行う必要があります。

楽天証券では、一部の取引について「リアルタイム反映」と表示される場合もありますが、これは「反映予定」を示しているに過ぎず、実際の入金処理や信用余力の更新とは異なります。

そのため、信用新規建注文を予定している場合には、事前に余力の確認や資金移動を済ませておくことが重要です。楽天証券の「余力照会」画面では、即時反映かどうかの確認も可能です。

例えば、月曜日に米国株を円貨で売却した場合、代金が日本円として信用余力に反映されるのはおおむね水曜日（T+2）です。火曜日や水曜日の午前中に信用建て取引を行いたい場合は、事前に資金の準備を別途行う必要があります。

また、週末や祝日を挟む場合はさらに日数がかかるため、営業日カレンダーにも注意しましょう。

楽天証券において、米国株の円貨決済後に資金が信用新規建余力へ反映されるまでには通常2営業日程度のタイムラグがあります。この仕組みを理解せずに取引を行うと、余力不足により注文が通らないなどのトラブルに繋がることも。

今後の信用取引をスムーズに進めるためには、資金移動や取引スケジュールを事前に計画しておくことが非常に重要です。楽天証券のマイページやカスタマーサービスを活用して、常に最新情報を確認するようにしましょう。

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