近年、SNSを通じた投資勧誘が急増しています。特に「インスタで儲け話を紹介された」「無料サポート付きで株式投資ができる」というような勧誘は、多くが投資詐欺の温床となっています。本記事では、SNSでよくある詐欺の特徴や見抜き方、実際の被害例、注意点について具体的に解説します。
SNS投資詐欺の典型的な誘導パターン
詐欺の多くは「小額スタート」「無料サポート」「成功者の事例紹介」の3点セットで始まります。たとえば。
- 6万円からスタートして追加なしで利益が出たという成功談
- 利益が100万円出るまで無料サポートという謎の好条件
- 実績を強調するインスタ投稿(スクショ・収益報告)
こうした内容は投資初心者の心理を巧みに突いた巧妙な手口です。
なぜ最初にお金を請求しないのか?
「最初に請求されないから詐欺ではない」と思ってしまう方もいますが、それこそが巧妙な罠です。多くのケースで、初期段階では小額の成功体験を演出して信頼を得ます。
そして、その後に「もっと投資すれば利益が倍に」といった心理操作が入り、高額な追加投資をさせたり、高額な情報料やサロン料金を請求するフェーズへ移行します。
実際の被害例と詐欺の構造
消費者庁や国民生活センターに寄せられた被害報告には次のようなケースが存在します。
事例:Instagram経由で知り合った人物に、6万円で株の予想サイトに参加するよう勧められ、最初は数万円の利益が出た。その後、信用を得たタイミングで「もっと稼げる」と高額な追加投資を勧誘され、最終的に100万円以上の損失を被った。
これは典型的な“ポンジスキーム”や“報酬演出型の投資詐欺”です。
怪しい投資話を見抜く5つのチェックポイント
- リスクの説明がない:「必ず儲かる」「ノーリスクで100万円」など断定的な表現
- 運営元が不明:企業名や金融庁の登録番号が確認できない
- 口コミが一方的に良すぎる:中立的な評価が見当たらない
- 即決を求める:「今すぐ始めないと損する」と急かす
- 途中から連絡手段がLINEに:証拠を残しにくくするため
安全な投資判断のために知っておくべきこと
金融庁の登録を受けた正規の証券会社を通じた投資であれば、基本的に必要なリスク説明と契約書面があります。SNS上の匿名や個人勧誘には絶対に乗らないようにしましょう。
また、信頼できる情報源としては次のような公的機関があります。
まとめ:上手い話には裏があると疑う習慣を
「最初は無料」「少額でOK」「サポート付きで楽に稼げる」などといった甘い誘いは、投資詐欺の典型的な入り口です。SNSで知り合った人物からの話であれば、なおさら慎重になるべきです。
自分の資産を守るためにも、「うまい話には裏がある」という格言を常に胸に置いて、冷静な判断を心がけましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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