高金利通貨として注目されるメキシコペソは、スワップポイント目的の長期保有にも人気があります。しかし、100ロット(10万通貨)という比較的大きな取引を行う場合には、スプレッド・証拠金・取引手数料など、あらゆるコスト面を考慮する必要があります。この記事では、メキシコペソを100ロット購入する際のコスト比較や最安で購入できる方法について解説します。
メキシコペソの取引単位とロットの基本知識
FXにおける「1ロット」は多くの国内業者で「1万通貨」と定義されており、100ロットとは「100万通貨」の取引を意味します。メキシコペソ(MXN/JPY)は1通貨あたり約9円前後で取引されているため、100万通貨であれば約900万円分の取引になります。
証拠金取引であるFXでは、レバレッジをかけることで実際の必要資金を大幅に抑えることができます。たとえば25倍のレバレッジなら、必要証拠金はおよそ36万円前後となります(2025年6月現在)。
取引コストを構成する3つの要素
FX取引におけるコストは以下の3つが主なポイントです。
- スプレッド:買値と売値の差で、取引のたびに発生する実質的な手数料
- スワップポイント:ポジションを翌日に持ち越す際の金利差調整
- 取引手数料:一部の業者では取引ごとに課金されるケースあり
このうち、スプレッドは取引コストに直結するため、100ロットの取引では1銭の差が10,000円のコスト差になります。
主要FX業者のスプレッド比較(2025年6月時点)
FX業者 | MXN/JPYスプレッド | スワップポイント(買い) | 手数料 |
---|---|---|---|
LIGHT FX | 0.2銭 | 15円/日 | 無料 |
みんなのFX | 0.2銭 | 14円/日 | 無料 |
SBI FXトレード | 0.27銭 | 13円/日 | 無料 |
GMOクリック証券 | 0.3銭 | 12円/日 | 無料 |
最もスプレッドが狭く、スワップも高水準なのは「LIGHT FX」と「みんなのFX」です。短期・長期どちらの視点でも、コストを抑えるにはこの2社が有力候補となります。
100ロット購入時のコストシミュレーション
たとえば、MXN/JPYで9.00円のレートで100ロット(100万通貨)を購入した場合のコストを試算してみましょう。
- LIGHT FX(スプレッド0.2銭):100万通貨 × 0.2銭 = 約2,000円
- SBI FXトレード(スプレッド0.27銭):100万通貨 × 0.27銭 = 約2,700円
このように、わずか0.07銭の差でも700円のコスト差が発生します。頻繁に取引する場合は、この差が積もって大きな金額になります。
取引スタイル別におすすめの業者を選ぶ
短期売買を重視する人は、とにかくスプレッドの狭い業者を選びましょう。「みんなのFX」や「LIGHT FX」が適しています。
スワップ目的の長期保有を考える人は、スプレッドだけでなくスワップポイントの高さにも注目する必要があります。過去の実績では、LIGHT FXがバランスの良い水準を維持しています。
まとめ:コストを抑えた100ロット取引は戦略がカギ
メキシコペソで100ロットを取引する場合、もっとも重要なのは「スプレッド」「スワップ」「手数料」のバランスを見て、最適な業者を選ぶことです。現時点では「LIGHT FX」や「みんなのFX」がコスト面で有利な選択肢と言えるでしょう。
大量の通貨を取引する際は、小さなコスト差が結果に大きく響きます。取引戦略に応じて業者を選定し、リスク管理を徹底した運用を心がけましょう。

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