米国REITの投資先として注目される『エンパイア・ステート・リアルティ・トラスト(ESRT)』。有名なエンパイア・ステート・ビルを所有する企業として、個人投資家の間でも話題です。この記事では、日本の証券会社におけるESRTの取扱状況や購入方法、REIT投資の注意点について詳しく解説します。
ESRTとは?基本情報と投資魅力
ESRT(Empire State Realty Trust)は、ニューヨークを中心に商業用不動産を保有・運用しているREITです。代表的な資産はエンパイア・ステート・ビルで、観光収入も大きな収益源となっています。
不動産価格の上昇や観光回復により、今後の収益改善も期待されることから、米国REITの中でも独自の特徴を持つ銘柄です。
ESRTは日本の証券会社で購入可能?
2025年現在、SBI証券や楽天証券、マネックス証券など、主要ネット証券でESRTの取り扱いがあります。ただし、取り扱い状況は変更される場合があるため、各証券会社の銘柄検索で確認が必要です。
実際に楽天証券では、ティッカーシンボル「ESRT」で検索すると米国株として購入可能であることが確認できます。
購入の流れと最低投資額
米国REITは、日本株のように「1株単位」で購入可能です。ESRTも1株あたり10ドル前後(2025年6月時点)のため、1,500円程度から投資可能です。
購入手順は以下の通りです。
- 証券会社で外国株口座を開設
- 円をドルに為替取引
- ESRTを銘柄検索から選択して買付
為替手数料や取引手数料がかかる点に注意しましょう。
米国REIT投資で押さえるべきポイント
米国REITは高配当が魅力ですが、以下の点に注意が必要です。
- 為替リスク:円高になれば実質利回りが下がることがあります。
- 税金:米国で10%の源泉徴収、日本でも課税されます(外国税額控除で調整可能)。
- 流動性:一部のREITは出来高が少なく、売買しにくいこともあります。
初心者には、NISA口座を活用し、非課税メリットを最大限利用するのも有効です。
ESRTのような米国REITに投資するメリットとリスク
ESRTをはじめとする米国REITは、配当利回りの高さと、不動産資産によるインフレ耐性が魅力です。一方、金利上昇時の価格変動には注意が必要です。
たとえば、2022〜2023年の米国の利上げ局面では、多くのREITが株価下落に見舞われました。その分、今は割安と見る投資家も多く、戦略的な分散投資先として検討する価値があります。
まとめ:ESRTは日本でも購入可能。情報を正しく理解して賢く投資を
ESRTは日本の主要ネット証券で取り扱いがあり、比較的少額から投資できる点で魅力的です。不動産セクターへの分散投資や配当収入を狙いたい方には、有力な選択肢となります。
ただし、為替・金利・税制といった周辺知識も必要なので、投資前には十分なリサーチとリスク把握が欠かせません。長期目線でコツコツ投資する姿勢が、REIT投資の成功のカギを握ります。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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