将来の資産形成の一環として、iDeCo(個人型確定拠出年金)を活用し、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」に毎月2万円を積立てるプランを検討する人が増えています。この記事では、その運用方針がどのようなメリット・注意点を持つのか、長期投資の視点から解説します。
SBI・全世界株式インデックス・ファンドとは
このファンドは、先進国・新興国を含む世界中の株式市場に分散投資を行うインデックスファンドで、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」などに連動する運用を行います。
全世界に分散することにより、一国の経済リスクに左右されにくく、長期安定的な成長を目指す設計となっています。特に、米国株偏重ではなく、先進国・新興国をバランス良くカバーしています。
iDeCoで積立する最大のメリットは節税
iDeCoでは毎月の拠出額(積立額)が全額所得控除対象となるため、課税所得が減少し、所得税や住民税の軽減につながります。
たとえば年収500万円の会社員が月2万円(年24万円)をiDeCoで積立すると、所得税率20%・住民税10%の場合で約7.2万円の税金が軽減される試算になります。
月2万円×30年運用で資産はどれだけ増える?
以下は、利回り5%で30年間運用した場合のシミュレーションです。
月額積立 | 投資期間 | 想定利回り | 将来資産額 |
---|---|---|---|
2万円 | 30年 | 年率5% | 約1,660万円 |
元本は720万円(24万円×30年)ですが、複利運用により資産は2倍以上に成長する可能性があります。
リスクと注意点:下落時の心構えも重要
どんなインデックスファンドでも、短期的な価格変動(含み損)は避けられません。特にリーマンショック時やコロナショック時のような暴落局面では資産が大きく減ることも。
大切なのは、「下がったから売る」ではなく「長期で保有する」というスタンスです。iDeCoは原則60歳まで引き出せない制度でもあるため、時間を味方につけた運用が可能です。
投資初心者にも適している理由
・SBIのiDeCo口座は運用コスト(信託報酬)が業界最低水準
・「SBI・全世界株式インデックス」はバランスよく分散された商品
・積立型のため、時間分散により購入価格が平均化(ドルコスト平均法)
これらの特徴により、投資初心者でも始めやすく、長期での資産形成に適していると言えます。
まとめ:SBI・全世界株式×iDeCoは合理的な選択肢
・iDeCoの節税メリットを活かせる人は非常に多く、長期資産形成に最適
・全世界分散型ファンドは地域リスクが小さく、堅実な資産形成に向いている
・月2万円でも、30年続ければ1,000万円を超える可能性がある
・価格変動への耐性を持ち、長期的な視点で運用する姿勢が鍵
iDeCo×全世界株式ファンドという選択は、将来に備える堅実な一歩です。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント