投資は入金と出金だけでいい?本当の意味でお金を増やすために知っておくべき基本

資産運用、投資信託、NISA

投資を始めたいけれど「とりあえず入金しておいて、あとで出金すればいいのでは?」と考える方も少なくありません。しかし、それでは「資産運用」とは言えません。この記事では、なぜ入金と出金だけでは投資とは言えないのか、また投資の本質とは何かを初心者にもわかりやすく解説します。

そもそも投資とは何か?

投資とは、資産を使って将来的な利益を得ることを目的とした行為です。単にお金を預けておくだけでは、銀行預金と変わらず、資産はほとんど増えません。

たとえば、投資信託や株式に資金を振り向けることで、その資産が値上がりしたり、配当金が得られたりします。これこそが、投資における「リターン(利益)」です。

入金して出金するだけでは投資ではない理由

証券口座にお金を入金しただけでは、そのお金はまだ何にも運用されていない状態です。銀行に預けているのとほぼ同じで、増えることはありません。

実際に資産運用を行うには、入金した資金を使って株式、債券、投資信託、ETFなどに投資する必要があります。つまり、投資行為とは「資産を動かす」ことに意味があります。

投資をしていないとどうなる?

現在のようなインフレ環境では、現金を寝かせておくだけでお金の実質的な価値が下がってしまう可能性があります。たとえば、今100万円で買えたものが、10年後には120万円必要になるとしたら、現金の価値は目減りしているのです。

そのため、お金の価値を維持したり増やしたりするには、適切なリスクを取って投資に資金を回す必要があります。

初心者におすすめの運用方法

初心者には、インデックス投資がもっとも取り組みやすい方法です。たとえば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のような商品を毎月コツコツ積み立てていく方法なら、知識が浅くても始めやすく、長期的に安定した成果が期待できます。

少額でも良いので、入金後は何らかの資産に投資することを心がけましょう。これが「投資をしている」状態です。

証券口座にお金を入れるだけで終わらないために

証券口座にお金を入金したあと、放置している人が意外と多いのが現実です。これは「投資しているつもり」になっている典型的な例です。

資産が眠っている状態を避けるためにも、入金したらすぐに運用商品を選び、少しずつでも投資を始めることが大切です。

まとめ:投資とは「運用してこそ意味がある」

結論として、「入金して出金するだけ」では投資にはなりません。本当の意味での投資は、お金を資産に変えて運用する行為です。証券口座に資金を入れるだけで安心するのではなく、次のステップとして「どの商品に投資するか」を考えることが、資産形成の第一歩です。

資産を眠らせず、しっかりと働かせる意識を持ちましょう。

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