株式投資の信用取引において、ポジションを現物株として引き取る手続きが「現引き」です。松井証券で現引き手続きを行いたいと思ったとき、どこから操作すればよいのか迷う方も多いかもしれません。この記事では、松井証券の現引き操作の手順や注意点を詳しく解説します。
■そもそも「現引き」とは何か?
「現引き」とは、信用買いした株式を、支払い能力のある場合に現物株として引き取る取引のことです。これにより、返済期日や金利の負担から解放され、現物株として長期保有が可能になります。
たとえば、A社の株を信用買いしていた投資家が、その後の株価上昇を見て長期で保有したくなったとき、現引きを行えば名実ともに自分の株となります。
■松井証券の現引き操作画面の場所
松井証券では、ネットストック(ウェブ取引画面)にログインした後、「余力管理」メニュー内の「現引・現渡」から手続きが可能です。
ログイン後の手順は次の通りです。
- 1. 松井証券にログイン(PC/スマホ可)
- 2. メニュー内の「余力・維持率」へ
- 3. 「現引・現渡」ボタンを選択
- 4. 現引きしたい銘柄を選び、「現引き実行」をクリック
スマートフォン用アプリ「株touch」でもほぼ同様の手順で現引きが可能です。
■現引きを行う際の資金の準備
現引きには「信用買いした株価×株数+手数料(必要な場合)」の現金が必要です。これが不足していると現引き操作ができません。
たとえば、500円の株を1,000株購入していた場合、50万円の資金が口座にあることが条件になります。
■現引きのメリットとデメリット
現引きには以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
・金利や貸株料の負担がなくなる ・返済期限がなくなる ・現物株として配当や株主優待の対象になる |
・資金を一括で用意する必要がある ・株価が下落した場合のリスクは現物と同様 |
中長期での保有を考えているなら、現引きは有効な手段です。
■現引きがうまくできないときの対処法
操作がうまくいかないときは、以下の原因が考えられます。
- ・資金が不足している
- ・操作時間外(松井証券は原則6:00~15:30)
- ・システムトラブルやメンテナンス
これらの場合は、松井証券のサポートセンターに問い合わせるのが早道です。
■まとめ:松井証券の現引き操作は簡単にできる
松井証券での現引きは、ログイン後「余力管理」→「現引・現渡」から数クリックで完了します。資金の準備と操作時間さえ押さえておけば、シンプルな手続きです。
長期保有を前提にしている方は、現引きを上手に活用してコストを抑えつつ資産形成を進めましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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