積み立てNISAを始める際、多くの人が「オルカン(全世界株式)」や「S&P500(米国株)」を選びがちですが、それ以外にも魅力的な投資先は存在します。特に「日本高配当株」や「テーマ型ファンド」など、自分の投資スタイルに合わせて選ぶことで資産形成の幅が広がります。この記事では、積み立てNISA対象の中でも、オルカン・S&P500以外の注目ファンドや日本高配当系のおすすめを詳しく紹介します。
オルカン・S&P500以外の代表的なおすすめインデックスファンド
オルカンやS&P500は王道ですが、それ以外にも分散性や成長性を考慮した選択肢があります。
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス:米国以外の先進国も含むため、地域分散が可能。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド:VTIに連動しており、中小型株まで含まれる点が魅力。
- iFree NEXT NASDAQ100インデックス:グロース株重視で、長期的な高リターンが期待される。
これらはすべて信託報酬が低く、NISAの長期投資に適したファンドとして人気があります。
日本株で構成された高配当系ファンドの注目商品
日本高配当株式に投資できる積み立てNISA対象ファンドも、安定した配当収入を重視したい人には魅力的です。
- 野村日本株高配当70:安定配当が期待できる企業に絞っており、比較的低リスク。
- ニッセイ日経平均高配当株50:日経平均採用銘柄の中から配当利回り上位の企業で構成。
- eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX):高配当ではないが、日本株全体のインデックス投資として補完的に有効。
高配当株は景気の影響を受けやすいため、セクターの偏りに注意しながら分散投資を意識することが大切です。
テーマ型・セクター特化型のファンドはどうか
テーマ型ファンドも人気ですが、積み立てNISAでは慎重な検討が必要です。ボラティリティが高く、長期投資には不向きな場合もあるからです。
たとえば「グリーンエネルギー」「AI・半導体」「ESG投資」などのテーマに沿ったファンドは、短期的なトレンドを反映するためリスク管理が必要です。
ポートフォリオ構築の考え方と注意点
一つのファンドに偏るよりも、リスク分散のために複数の資産クラス・地域に分けるのが基本です。例えば。
- オルカン or 先進国株式
- 日本高配当株ファンド
- 少額のテーマ型ファンド
このようにバランスよく配分することで、成長性と安定性を両立したポートフォリオが組めます。
実例:30代会社員が選んだ積み立てNISAのポートフォリオ
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(60%)
・野村日本株高配当70(30%)
・iFree NEXT NASDAQ100(10%)
この構成であれば、リスク分散とインカムゲインの両立が期待でき、長期投資に向いた戦略といえます。
まとめ:王道以外にも魅力的な選択肢は多数存在
オルカンやS&P500は確かに信頼性の高い選択肢ですが、それだけに絞る必要はありません。日本の高配当株や先進国株、さらにはNASDAQ系グロース株など、目的に応じた多様な選択肢を取り入れることが、積み立てNISAの真価を引き出す鍵になります。
自分のリスク許容度や資産形成の目的に合わせ、柔軟に選ぶことをおすすめします。

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