GMOコインの取引所でビットコインを指値注文で購入した直後に、保有資産が大きく減って見える…このような体験をした方からの驚きや不安の声が増えています。本記事では、GMOコインの仕様や仮想通貨取引の特徴をもとに、こうした現象の理由をわかりやすく解説します。
指値注文後に資産が減った?まず確認すべき3つのポイント
GMOコインでは「取引所(板取引)」と「販売所」がありますが、取引所を利用した場合でも以下の理由で資産が減って見えるケースがあります。
- 約定価格と評価額の差(=価格変動)
- スプレッドの存在(取引所でもわずかに発生)
- 評価額の表示が販売所基準になっている
つまり、「取引所で買っても、保有資産の評価額は販売所価格で表示される」ため、買った瞬間に10,000円以上差がついて見えることがあるのです。
販売所と取引所の違いがわかりにくさの元
販売所は「業者との相対取引」であり、スプレッド(買値と売値の差)が非常に大きいです。一方、取引所は「ユーザー同士の板取引」なのでスプレッドは狭いですが、価格はリアルタイムで変動しており、買った瞬間の価格が常に最良とは限りません。
加えて、GMOコインでは「評価額」が販売所価格ベースで表示されているため、取引所で安く買っても評価額が“販売所の売値”で下がっているように見えるのです。これは仕様上の差であり、資産が減っているわけではありません。
実例:指値購入直後に評価額が大きく減って見える理由
たとえば、取引所で1BTC=800万円で購入し、直後に販売所の売却価格が790万円だったとします。この場合、評価額は販売所ベースの790万円で表示されるため、差額の10万円分が「減ったように見える」状態になります。
この仕様はGMOコインに限らず、他の取引所(bitFlyerやCoincheckなど)でもよくある誤解のポイントです。評価額を信じすぎず、自分の購入価格と現在の板価格を比べることが重要です。
ビットコイン価格は上がっているのに含み損に見える理由
もうひとつの原因は「買った時間」と「今の価格」のズレです。ビットコインは価格変動が激しいため、わずか数分で1〜2%動くことも珍しくありません。
そのため、買った直後に一時的に価格が反落すれば、上昇トレンド中でも一時的な評価損に見えることがあります。特に夜間や米国市場の時間帯ではボラティリティが高く、短期で評価額が乱高下します。
GMOコインの仕様と付き合い方:損をしないための注意点
- 評価額は販売所基準であると理解する
- 価格差は一時的であり、即売却しない限り損失ではない
- 取引所のチャートで実際の市場価格を確認する
- スプレッドや手数料は事前に確認し、納得してから取引する
また、長期投資の視点では一時的な価格差に過度に反応せず、目的に沿った資産運用を心がけることが大切です。
まとめ:見かけの評価損に惑わされず、本質を見よう
GMOコインで指値購入後に「急落したように見える」原因は、主に評価額の表示方式と価格変動のタイミングによるものです。資産が実際に失われたわけではなく、冷静に価格と仕組みを見直せば安心できます。
ビットコインや仮想通貨投資は価格の変動が大きいため、不安を感じる場面もあるでしょう。しかし、理解を深めることで不安は減り、戦略的な投資が可能になります。今回の体験をきっかけに、より安全で納得感のある運用を目指してみてください。

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