トレードで月利10%を目指すことは、多くの投資家が一度は夢見る目標です。中でも「損切り3%ルール」というリスク管理の基本を守りつつ、現実的に達成可能かどうかは気になるところ。この記事では、その達成可能性や実現に向けた戦略を詳しく解説します。
損切り3%ルールとは何か?
損切り3%ルールとは、1回のトレードでの最大損失を口座資金の3%以内に抑えるというリスク管理手法です。このルールを守ることで、連敗しても資金が一気に減ることを防げるメリットがあります。
たとえば口座残高が100万円なら、1回の損失は最大3万円。これは特にデイトレや短期トレードにおいて有効で、感情的なトレードを抑える抑止力にもなります。
月利10%は損切り3%ルールで可能か?
仮に1回のトレードで利益も損失も同じ比率(リスクリワード1:1)とすると、勝ち越しが必要です。1回あたり+3%の利益、月に4回勝ち越し(=4勝多い)で合計12%の利益となるため、月利10%の達成は理論上可能です。
例:
10勝6敗 → +30%(10回×+3%) -18%(6回×-3%) = +12%
このように、勝率62.5%以上を保ちつつリスクリワードが1:1なら、10%の利益は目指せる数字です。
勝率とリスクリワードのバランスがカギ
月利10%を安定して達成するには、リスクリワードと勝率のバランスが重要です。たとえば以下のようなパターンが考えられます。
- 勝率50% × リスクリワード1.5:1
- 勝率60% × リスクリワード1:1
- 勝率70% × リスクリワード0.8:1
勝率だけに偏らず、損小利大の戦略が月利目標達成を現実に近づけてくれます。
月16回のエントリーは現実的か?
デイトレードを前提とすると、月に16回エントリーするのはそれほど非現実的ではありません。1週間に4回、月に4週間と考えれば合計16回です。
ただし、「質の高いエントリー」を選ぶ必要があります。無理に数をこなすと負けが増えるリスクもあるため、トレード記録を取りながら勝ちパターンを明確にすることが大切です。
メンタル管理と資金管理の重要性
月利10%を目指す中で、メンタルの安定も不可欠です。損切りが続くとついロットを上げたくなったり、無理なエントリーをしてしまいがちです。
そのためには以下の習慣がおすすめです。
- 毎回のトレードに根拠を持つ
- 負けたトレードは必ず記録して分析
- 複利運用ではなく、固定ロットで安定性を優先
まとめ:月利10%を現実にするために
損切り3%ルールを守りながら月利10%を目指すことは、戦略次第で現実的な目標です。ただし「楽勝」とは言い切れず、計画性と冷静なトレード、そして継続的な検証が必要です。
自分の得意な相場環境や時間帯、トレードスタイルを見つけてコツコツと積み上げていくことが、着実な利益への近道となります。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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