共働きで子どもを持たないDINKs(ディンクス)世帯は、資産形成に有利なライフステージと言われています。では、1年半で570万円の資産を築いた場合、それは良いペースと言えるのでしょうか?この記事では、年代別平均や他の家庭との比較を交えながら、資産形成の進捗をどう評価すべきかを解説します。
20代後半夫婦の平均的な貯蓄・資産額とは?
総務省の家計調査や金融広報中央委員会のデータによると、29歳前後の共働き夫婦の貯蓄額中央値はおよそ250万〜300万円程度です。これは金融資産のみの額で、現金預金が主な構成となっています。
つまり、1年半で570万円(うち投資410万円)を築いたというのは、年代平均を大きく上回るスピードであり、非常に優秀といえます。
DINKsの資産形成が加速しやすい理由
DINKs世帯には以下のような特徴があります。
- 世帯年収が高くなりやすい
- 子育て費用がかからないため支出が抑えられる
- 共働きで住宅ローンや生活費の負担を分担できる
そのため、月10万円以上の貯蓄・投資が現実的に可能なライフステージです。1年6ヶ月=18ヶ月で570万円ということは、月平均31.6万円の資産増。これは明確に計画的な努力の成果と言えるでしょう。
投資の割合にも注目:貯金vs投資のバランス
570万円中410万円が投資というのは、全体の約72%。この割合はやや高めですが、長期資産形成を目的としたインデックス投資などであれば合理的な配分です。
ただし、生活防衛資金としての現金160万円はやや少なめとも言えます。理想的には、生活費6ヶ月分程度(仮に月25万円で150万円)が確保できていれば安心です。
今後に向けた資産形成のアドバイス
今後も資産形成を続けていくうえで重要なポイントは以下の通りです。
- ライフイベント(住宅購入・子どもの予定など)を見据えた資産配分
- 投資リスクを考慮し、資産クラスの分散を図る
- 税制優遇制度(iDeCo、NISA)を活用し続ける
また、急な出費や万が一の事態に備えて、現金比率を20〜30%程度に見直すのも一案です。
事例紹介:同年代DINKsの資産モデル
例えば以下のようなケースもあります。
ケースA:世帯年収900万円、1年半で400万円貯蓄(うち投資100万円)
ケースB:世帯年収1200万円、1年半で650万円貯蓄(うち投資300万円)
これらと比較しても、570万円という資産額はトップクラスの成果といえるでしょう。
まとめ:1年半で570万円の資産形成は「優秀」な進捗
・29歳DINKsで570万円(投資含む)は、平均を超えるペース
・高い投資割合は将来的な成長にも期待できる
・現金比率の見直しやライフプランを意識した配分がカギ
このペースを維持できれば、30代での資産1000万円、40代でのFIREも夢ではありません。今後も目的を明確にしながら、堅実な運用を続けていきましょう。

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