「Coinex Walletで納税しないと出金できない」は詐欺の可能性|仮想通貨トラブルへの正しい対処法

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仮想通貨の普及とともに、詐欺的な手口も巧妙化しています。最近よく耳にするのが「Coinex Walletで納税しないと出金できない」といった要求です。この記事では、こうした主張の真偽、よくある詐欺パターン、そして被害を避けるための対処法について解説します。

Coinex Walletとは?正規のサービス概要

Coinexは、香港を拠点とする暗号資産取引所で、正規のウェブサイトはhttps://www.coinex.com/です。Coinex Wallet自体は公式には提供されておらず、「Coinex Wallet」と名乗るアプリやサイトには注意が必要です。

Coinex公式では、納税しないと出金できないというシステムは存在しません。これは明確に詐欺の手口です。

「納税しないと出金不可」は典型的な詐欺パターン

このような主張は、詐欺師がユーザーから金銭を巻き上げるための常套手段です。「税金」や「出金手数料」と称して支払いを要求し、一度払ってしまうとさらに別の名目での請求が続くケースが多く報告されています。

「支払わないと1%ずつ遅延料が加算される」といった脅しも、心理的に焦らせて冷静な判断を鈍らせるための手法です。

実際に被害に遭った人の事例

あるユーザーは「Coinex Wallet」と名乗るアプリから「税金の支払いを完了しないと出金できない」とメッセージを受け取り、仮想通貨で20万円を送金しました。その後も「保管手数料」などの名目でさらに請求され、合計50万円近くを失いました。

送金先は個人ウォレットで、追跡も困難でした。

被害に遭いそうなとき、どうすればよいか

まず、絶対に仮想通貨を送金しないでください。仮想通貨は一度送ると取り戻すのが極めて困難です。

次に、消費者ホットライン(188)や警察のサイバー犯罪相談窓口に連絡し、該当のURLややりとりを証拠として提出してください。警察庁サイバー犯罪対策のページも参考になります。

本物の税金は誰に払う?正しい納税の考え方

仮想通貨にかかる税金は、年間の利益に応じて翌年の確定申告で自己申告するものです。納税は個人が税務署を通じて行い、取引所が代わりに徴収することはありません

したがって、取引所やウォレット業者から直接「税金を払え」と請求されることは通常あり得ません。

まとめ|不審な請求はまず詐欺を疑う

「Coinex Walletで納税しないと出金できない」と言われたら、それは詐欺の可能性が極めて高いです。仮想通貨の取引は自己責任であり、詐欺被害に遭わないためには情報の正確さが命です。

不審なメッセージを受け取った場合は、まず公式サイトや第三者機関で情報を確認し、絶対に慌てて送金などしないように注意しましょう。

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