現役60代で手元に1億円、兵庫県での不動産投資に踏み出すかどうか──そんなご関心に応えるため、今回は年利10%という魅力的な数字の裏側を探りつつ、実例やリスク、将来価値までを整理してご紹介します。
不動産投資の“10%”は現実的か?
ネット情報で頻出する「利回り10%」は、表面利回りと呼ばれる“家賃収入÷購入価格”。税金や管理費、空室リスクを考慮すると、実質の手取り利回りは5~7%程度が一般的です。
具体例:購入価格2,000万円・年間家賃収入200万円なら表面10%でも、維持費・税金を差し引くと実質6%前後。
関西(兵庫県)の市場とリスク
都心と比べると価格上昇は穏やかで、築古物件なら初期投資を抑えやすい反面、空室や修繕の頻度が高まる傾向があります。
築30~40年のアパートを想定した場合、大規模修繕費や設備更新コストの積立も視野に入れる必要があります。
出口戦略と老朽化問題への対応
所有後30年・築60年を超えた物件は売却価格が下落しやすいため、年数ごとの修繕・リフォーム戦略が重要です。
実例:築40年時に500万円規模の屋根と外装リフォーム実施で、入居率が8割→9割台に回復したケースも。
60歳からスタートする適切な運用スタイル
冒険的な成長戦略よりも、安定収益+管理軽減型が適しています。具体的には
- 区分マンションや1棟アパートで少額から分散投資
- 賃貸管理会社との提携で煩雑な業務軽減
- 税制優遇(減価償却)の活用でキャッシュフロー改善
次世代への資産承継と将来価値
30年後、息子さんへ資産を継承する場合、物件単体よりも「キャッシュを生み続ける資産」としての魅力が重要です。
対策:定期的なリフォームやインスペクション実施、需要エリアでの入居率維持などで価値を保つことが可能になります。
まとめ
不動産投資で狙う年利10%は表面的には可能でも、実利は5〜7%が現実的目安。
関西(兵庫県)ではリスクと利回りのバランスが取りやすく、60代からの投資スタートでも管理負担軽減技術や専門家サポートを活用すれば成功の余地があります。
売却前提ではなく、家賃収入を長期的に継続できる「現金収入資産」を目指すのが、世代を超えた賢い選択と言えるでしょう。

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