SBI証券アプリを使っていると目にする「サイコロ」という株価指標。見慣れない表示に戸惑う方も多いかもしれません。実はこのサイコロ、短期的な株価の上下動を視覚的に確認できる便利なツールです。本記事では、その仕組みや見方、投資判断に活かす方法まで詳しく解説します。
サイコロとは?簡単に言うと株価の“勝率表”
「サイコロ(サイコロジカルライン)」は、過去12営業日の株価変動において、前日比で上昇した日を◯、下落した日を●で示し、その勝敗数と勝率を可視化したものです。
たとえば「◯◯◯●◯◯●●◯●◯● 7勝5敗 58.3%」とあれば、過去12日のうち株価が上がった日が7日、下がった日が5日で、上昇確率が58.3%という意味になります。
サイコロの見方と分析方法
この12日間の勝敗結果を視覚的に並べた◯●パターンは、現在のトレンドが継続しているのか、それとも反転の兆しがあるのかを掴むヒントになります。
例えば、連続して●(下落)が多いと「そろそろ反発するかも?」と考える逆張り派にとってはチャンスです。一方で、◯が連続しているなら「過熱感がある」と判断して一旦様子見を選ぶ材料にもなります。
サイコロの注意点:過信は禁物
サイコロはあくまで過去の“勝敗記録”であり、将来の株価を予測するものではありません。勝率が高い=今後も上がる、とは限らない点に注意しましょう。
また、12日間というごく短期の値動きに過ぎないため、中長期のトレンドとは必ずしも一致しません。日足チャートや移動平均線など他のテクニカル指標と併用することが推奨されます。
サイコロの活用例:売買判断に役立つ使い方
例えばある銘柄が「●●●●●●●●●●●● 0勝12敗(0.0%)」という状態だった場合、12日間ずっと下がり続けていることになります。ここまでくると売られすぎで、リバウンドを狙う短期投資家が注目するシグナルになります。
逆に「◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ 12勝0敗(100.0%)」の場合、買われすぎとして利益確定売りが出やすいと読むことができます。
まとめ:サイコロを投資判断のヒントに
SBI証券アプリの「サイコロ」は、投資家が短期的な株価の動向を読み解くための補助的な指標です。◯や●の配列と勝率から「今どのフェーズにあるのか」を把握するのに役立ちます。
ただし、単独で判断せず、チャート分析やファンダメンタルズと合わせて総合的に使うことが重要です。“感覚”で投資するのではなく、“データ”で投資する姿勢を持つことが、着実な資産形成につながります。

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