老後資金をしっかりと準備するうえで、NISAと並んで注目されている制度が「iDeCo（イデコ）」です。NISAを楽天証券で運用している人でも、iDeCoは別の金融機関、たとえばSBI証券で始めることも可能です。本記事では、iDeCoの基本からSBI証券での始め方、商品選びのポイントまで初心者にも分かりやすく解説します。
iDeCoとは？個人型確定拠出年金のしくみ
iDeCoとは「個人型確定拠出年金」の略で、国が後押しする老後資産形成の制度です。毎月一定額を積み立てて、株式や債券などの金融商品で運用し、60歳以降に受け取る仕組みになっています。最大のメリットは掛金が全額所得控除になる点です。
例えば、年間24万円（毎月2万円）を拠出していれば、課税所得が24万円分少なくなり、住民税・所得税の軽減効果が得られます。さらに運用益も非課税で再投資されます。
楽天でNISA、SBIでiDeCoはできる？
結論から言えば、楽天証券でNISAを行っていても、SBI証券でiDeCoを始めることは可能です。NISAとiDeCoはそれぞれ異なる制度なので、別々の証券会社を利用しても問題はありません。
実際に、NISAは楽天ポイントでの投資が便利だから楽天証券で、iDeCoは商品数が豊富で手数料が安いSBI証券で運用する、という組み合わせは非常に人気があります。
SBI証券でiDeCoを始める手順
- 公式サイトからiDeCoの資料請求を行う
- 必要書類を記入・提出（勤務先の証明など）
- 開設完了まで約1～2か月程度かかる
- 開設後に商品を選択して積立スタート
会社員の場合は、勤務先を通じた「事業所登録申請書」の提出が必要になるので、職場に確認しておきましょう。
iDeCoの商品選びのポイント
iDeCoでは、投資信託や定期預金、保険商品などの中から運用商品を選ぶ必要があります。SBI証券の「セレクトプラン」では、信託報酬の安いインデックスファンドを中心に人気商品が揃っています。
初心者におすすめの選び方：
- 長期的に資産を増やしたい→eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）
- リスクを抑えたい→三井住友・日本債券インデックスファンド
- バランス型で分散投資→SBI・バランスファンド（8資産均等型）
いずれの商品も信託報酬（手数料）が低い点が魅力です。なるべくコストの安いインデックス型を選ぶことで、長期的に資産を増やしやすくなります。
iDeCoに向いている人・注意点
iDeCoは60歳まで引き出せないため、緊急時の資金には使えません。そのため、以下のような人に向いています。
- 収入があり、毎月一定の金額を積み立てられる
- 老後資金をじっくり準備したい
- 節税メリットを最大限に活かしたい
逆に、収入が不安定な方や転職が多い方は、加入前に条件（企業型DCとの兼ね合いなど）を確認することが重要です。
まとめ：NISAとiDeCoを賢く使い分けよう
楽天証券でNISA、SBI証券でiDeCoという組み合わせは非常に理にかなっており、多くの投資初心者に支持されています。iDeCoを始める際は、手数料や商品ラインナップをよく確認し、自分に合った商品を選ぶことが成功のカギです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、資料請求からスタートしてみることで一歩踏み出せます。老後のための資産形成、今こそ考えてみてはいかがでしょうか。
こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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