毎号の発売を楽しみにしている投資家も多い「会社四季報」。膨大な情報が詰まっている一方で、初心者にとっては「どこを見ればいいの？」と戸惑うこともあるでしょう。今回は、四季報を使って注目銘柄を見つけるためのポイントと、今注目されているセクターについてご紹介します。
四季報の情報をどう読むべきか
会社四季報には、業績予想、企業コメント、株価指標などがぎっしりと詰まっています。まずは以下の点に注目して読みましょう。
- 営業利益の伸び：連続増益の企業は安定性があります。
- 株価指標（PER・PBR）：割安感があるかをチェック。
- コメント欄のキーワード：「最高益更新」「大幅増益」「新製品寄与」など、前向きなワードがあれば要注目です。
注目のテーマ別セクター
時代ごとに市場の注目テーマは変わります。2025年の注目セクターとしては次のような分野が挙げられます。
- 再生可能エネルギー：EV充電関連、蓄電池、洋上風力発電など。
- 生成AI関連：GPUサーバーやAI開発支援、半導体。
- 物流DX：倉庫自動化、ラストワンマイル配送関連。
これらのテーマに関連する企業を四季報の業種別やキーワード検索で探してみるのもおすすめです。
実例：四季報で注目された銘柄の過去例
たとえば2023年夏号で「生成AI向けGPUが好調」とコメントされていた某半導体商社A社は、その後株価が2倍近く上昇しました。四季報のコメントは先回りのヒントになることが多いため、じっくり読む価値があります。
また「海外売上比率が上昇」「価格転嫁に成功」などの表現は、企業の競争力が高まっていることを示唆しています。
有望銘柄の絞り込み方
具体的な銘柄を探す際には、以下のような条件でスクリーニングしてみましょう。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 営業利益成長率 | 前年比15%以上 |
| 自己資本比率 | 50%以上 |
| PER | 20倍以下（成長株を除く） |
| ROE | 10%以上 |
上記のような基準で選定された銘柄は、財務体質が安定しており、成長力も見込まれる可能性があります。
知名度が低い小型株も狙い目
四季報には大企業だけでなく、地方の優良企業やニッチ市場に強い小型株も多数掲載されています。知名度が低く、まだ注目されていない段階で仕込めば大きなリターンが期待できます。
たとえば、独自技術で成長している中小企業や、海外売上比率が高くグローバル展開が進んでいる企業などに注目してみましょう。
まとめ：四季報は“宝の山”、読み込んだ人が勝つ
会社四季報は、数ある投資情報の中でも信頼性が高く、読み込めば読み込むほど企業分析のスキルが上達します。銘柄の「正解」はありませんが、自分なりの基準と戦略をもって読み進めることで、納得できる投資ができるようになります。
次回の四季報では、ぜひ気になるテーマや条件をもとに、自分だけの注目銘柄を見つけてみてください。
こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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