S&P500とは？初心者向けにやさしく解説｜今の世界情勢との関係もわかる！

資産運用、投資信託、NISA

2025.06.19

S&P500という言葉を聞いたことがあっても、「結局なんなの？」と感じている投資初心者の方は多いはずです。本記事では、S&P500の基本的な仕組みから、なぜ投資対象として人気なのか、さらにはイスラエル情勢やアメリカ経済など世界情勢との関係まで、やさしく丁寧に解説していきます。

S&P500って何？ざっくり言うとアメリカの代表企業500社の集まり

S&P500とは、アメリカの上場企業の中でも選ばれた500社の株価を元にした株価指数（インデックス）です。S&Pとは「Standard & Poor’s」の略で、世界的な金融情報会社が運営しています。

この500社には、Apple、Microsoft、Amazon、Google（Alphabet）、Metaなど、世界をリードする企業が含まれており、「アメリカ経済そのものを表す指標」とも言えます。

S&P500は分散投資が自然にできる仕組みです。たった一つの投資信託やETF（上場投資信託）にお金を入れるだけで、米国の500社に同時に投資していることになります。

また、過去数十年にわたり年平均7〜10％程度のリターンを記録しており、長期的な資産形成にも向いています。複利の効果も大きく、10年・20年と投資を続けることで、着実に資産が増える可能性が高いのが特徴です。

世界情勢は当然、株式市場にも影響します。たとえば現在のイスラエルと周辺国の緊張状態は、エネルギー価格の上昇を招き、それが米国企業のコスト増加につながる可能性もあります。

また、アメリカの金利政策や大統領選の動向、経済成長率、失業率などもS&P500の値動きに影響します。たとえば2022年のようにFRB（米国中央銀行）が金利を急激に上げた時期には、S&P500は大きく下落しました。

S&P500に投資するには、証券口座で以下のような投資商品を購入するのが一般的です。

つみたてNISAなどを活用して、毎月一定額を積み立てる形での投資が初心者にはおすすめです。

S&P500は優れた投資対象ですが、もちろん価格が上下するリスクもあります。リーマンショックやコロナショックの際には30%以上下落したこともありました。

ただし、過去のデータでは10年〜20年のスパンで見ると回復・上昇している傾向にあるため、短期の値動きに一喜一憂せず、長期保有を前提にすることが大切です。

S&P500は、アメリカのトップ企業にまとめて投資できるシンプルで強力な投資手段です。世界情勢やアメリカの経済動向によって値動きはあるものの、基本的には長期的に右肩上がりの成長が期待できます。

これから投資を始める初心者にとっても、非常に入りやすく信頼性のある選択肢です。まずは少額から始めて、徐々に投資に慣れていくのが良いでしょう。

こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。