ビットコイン投資で“マイナスになる”仕組みとは?現物取引とレバレッジ取引の違いを解説

資産運用、投資信託、NISA

ビットコインを始めとする仮想通貨投資は、大きな値動きが魅力の一方で、思わぬ損失を生む可能性もあります。特に「マイナスになる」という言葉に対して不安を感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、ビットコイン取引でマイナスになるリスクの正体や、それを防ぐ方法について解説します。

ビットコインの現物取引では“借金”にはならない

まず前提として、ビットコインを「現物取引」で購入した場合、投資額以上の損失が発生して借金を背負うことは原則ありません。価格が大きく下落しても、保有しているビットコインの価値が下がるだけで、0円になるのが最大損失です。

たとえば、50万円分のビットコインを買ってその価値が10万円まで落ちた場合、損失は40万円で止まり、それ以上マイナスにはなりません。

レバレッジ取引(信用取引)はマイナスになる可能性がある

一方、FXと同様の「レバレッジ取引(証拠金取引)」では、証拠金を担保に何倍もの資金で売買が可能になります。たとえば10万円の証拠金で100万円分のビットコインを取引できることもあります。

この場合、価格が想定以上に下落すると、証拠金を上回る損失が発生し、追証(追加の保証金)借金が発生する可能性があります。

国内取引所でもレバレッジ取引は存在する

日本の主要取引所(ビットフライヤー、GMOコインなど)でもレバレッジ取引は提供されています。ただし、最大倍率は2倍に制限されており、海外取引所の100倍レバレッジなどに比べればリスクは低くなっています。

しかしながら、市場が急変した際には強制ロスカットが間に合わず、損失が拡大するケースもゼロではありません。特に週末や深夜の時間帯は注意が必要です。

実際の事例:ロスカットされず借金が発生したケース

2021年、ある仮想通貨取引所を利用していた投資家が、急激な価格下落時にロスカットが間に合わず、数十万円の追証を請求されたという事例があります。

このように、特に海外取引所を利用した高レバレッジ取引では、短時間で多額の損失が出ることがあります。

初心者は現物取引からスタートがおすすめ

投資初心者にとっては、まずは「現物取引」での運用が安全です。値動きに慣れ、市場の仕組みを理解してからレバレッジ取引に移行することで、大きな損失リスクを避けることができます。

資金管理損切りルールの設定も重要なリスクヘッジの手段です。

まとめ:ビットコインでマイナスになるのは「取引の種類」次第

✔ 現物取引なら最大損失は購入額まで。借金になることは基本ない。

✔ レバレッジ取引では市場の急変によって証拠金以上の損失が出る可能性あり。

✔ 初心者は現物取引から始め、レバレッジは慎重に判断すべき。

仕組みを理解しておけば、仮想通貨投資は怖くない!安全に資産運用するために、取引スタイルを見直してみましょう。

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