2024年5月以降、SBI証券では新しいセキュリティ体制としてFIDO認証やデバイス認証などの多要素認証の導入が進められています。しかし、電話番号認証(SMS認証)が先に適用されてしまった場合、後から他の認証方式を設定しても、電話番号認証を完全に解除することはできるのでしょうか?この記事ではその仕組みや対応策について詳しく解説します。
電話番号認証はデフォルトのセキュリティ手段
SBI証券では、電話番号認証は多要素認証の基本的な仕組みとして位置づけられています。仮にFIDO認証やデバイス認証が導入されたとしても、すべての場面でSMS認証が不要になるわけではありません。
特に、ログイン以外の一部操作(例:出金先の変更やログイン失敗後の本人確認など)では、SMS認証が引き続き必要になることがあります。
FIDO認証・デバイス認証設定後の運用
FIDO認証やデバイス認証は、それぞれ以下の特徴があります。
- FIDO認証:スマホの指紋認証や顔認証など生体認証によって本人確認を行う。
- デバイス認証:ブラウザや端末を登録することで、ログインごとに毎回の認証を省略できる。
これらを設定すると、通常のログインにおいてSMS認証の出番は減るものの、特定操作ではSMS認証が「保険的に」併用される設計となっています。
電話番号認証の完全解除は可能か?
現状、SBI証券の仕様では、電話番号認証をユーザー側で解除する機能は用意されていません。これはセキュリティ上の理由で、SMS認証を最低限の認証手段として保持しているからです。
ただし、SMSを使えない特別な事情がある場合(海外在住・通信不可など)は、カスタマーサポートへ個別に相談することで代替手段が案内されることがあります。
万が一の対策:サポート窓口への相談
どうしてもSMSを使えない、FIDOのみで運用したいという場合は、SBI証券のFAQ・お問い合わせ窓口に問い合わせてみましょう。サポートチームでは最新の運用方針や今後の改善計画について個別に案内してくれます。
場合によっては本人確認書類の再提出など、郵送を伴う手続きが発生することもありますが、正規のルートを踏むことで安全に運用を見直すことができます。
まとめ:電話番号認証は基本セーフティ、FIDOと併用で安心運用を
FIDO認証やデバイス認証の設定後も、SBI証券では電話番号認証が補助的に使われる場面があります。セキュリティの観点から、これを完全に解除することは原則できません。
しかし、利用環境に制約がある場合は、公式サポートに相談することで適切な代替手段が得られることもあるため、状況に応じた判断が大切です。

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