日本株の取引においては「HYPER SBI2」などを通じて簡単に板情報を確認できますが、外国株の場合はその仕組みが少し異なります。SBI証券で外国株を取引する際、板情報（気配値）はどこで確認できるのか、またPC向けの専用ツールは存在するのかについて詳しく解説します。
外国株の板情報はアプリかブラウザで提供
SBI証券では、外国株の板情報（リアルタイム気配値）は「SBI証券 米国株アプリ」やブラウザ版取引画面から確認する形となっており、日本株のようなPC専用ツールは提供されていません。
具体的には、米国株や中国株の気配値や板情報は以下の場所から確認可能です。
- スマホアプリ「SBI証券 米国株アプリ」
- SBI証券ウェブサイトのログイン後画面（外国株式メニュー内）
なぜPC版の板情報ツールがないのか
HYPER SBI2は日本株専用に設計されており、東証などの国内株式市場に最適化されています。一方、外国株はNYSEやNASDAQといった海外市場にアクセスするため、異なる取引インフラやデータ契約が必要になります。
このため、SBI証券では外国株については別途のリアルタイム情報提供契約が必要であり、それに対応したアプリが主流となっているのです。
米国株アプリの板情報の見方
スマホで板を確認するには、「SBI証券 米国株アプリ」をインストールし、ログイン後に銘柄検索をします。銘柄ページに「気配値」や「出来高」「売買注文の状況」などが表示されており、板情報としては「Bid」と「Ask」の一覧が簡潔に確認可能です。
なお、アプリでのリアルタイム情報を利用するには、「リアルタイム株価情報サービス」の申し込み（無料または条件付き無料）が必要な場合があります。
代替方法：ブラウザ版での確認
PCでも確認したい場合は、SBI証券のログイン後ページから「外国株式」＞「銘柄検索」を行い、個別銘柄ページにアクセスします。ここで「リアルタイム株価」「気配値（板情報）」を確認できます。
ただし、こちらもアプリと同様、デフォルトでは15分遅れ表示となっており、リアルタイム化するには手続きが必要です。
今後のアップデートに期待
SBI証券では外国株取引の利便性向上に力を入れており、将来的にはPC版HYPER SBIへの外国株対応や別ツールの開発の可能性も期待されています。
現時点ではアプリとウェブ版を併用しながら板情報を確認するのがベストな運用方法です。
まとめ：外国株の板はアプリ・ウェブから確認可能
SBI証券では、外国株においてPC専用の板情報ツール（HYPER SBIのようなもの）は提供されていません。板情報はスマホアプリまたはウェブ版で確認する形になります。
PCでの利用にこだわる場合は、ウェブブラウザからのアクセスで必要な情報を得られるように設定を見直し、リアルタイム情報サービスへの登録も検討するとよいでしょう。
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