楽天証券のマーケットスピードで新たに使えるようになった「JAXPTS(以下JAX)」は、従来のPTSとの共通点と差分を押さえ、効果的に使い分けることで取引機会を広げることができます。本記事ではJAXの特徴・PTSとの違い・具体的な使い分け方法を詳しく見ていきましょう。
JAXとは?〜楽天証券が展開する新PTS
JAXPTSは、Japan Alternative Market(JAX)が運営する私設取引システム(PTS)です。楽天証券が親会社となり、2024年12月27日に開業、2025年6月16日からマケスピ経由で直接発注できるようになりました :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
従来のChi‑XやJNXと並ぶ新しい取引チャネルとして、ユーザーに公平で透明な取引環境を提供します :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
PTS(Chi‑X・JNX等)との共通点と違い
共通点:マケスピなどから指値注文ができ、東証の立会時間外にも取引できる点は同じです :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
違い:JAXは東証の制限値幅準拠、楽天証券直結でマケスピ対応がスムーズ、呼値単位も東証とほぼ同様です :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
マケスピの画面でJAXをどう見る?
マケスピでは銘柄一覧・フル板・保有銘柄一覧などに「JAX」「Chi‑X」「JNX」の板が個別に表示され、ユーザーは市場別の注文気配を比較できます :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
それぞれの板を切り替えながら、価格や流動性を見て最適な市場を選べるのが大きなメリットです。
具体的な使い分け戦略
① 流動性が高く、成約しやすい市場で約定を狙う→東証優先、次いでChi‑Xなど。
② 狙い目価格で希少な板を探す時→JAXやJNXは価格差が出やすく、有利に約定するチャンスがあります。
③ 夜間取引を活用したい場合→JAXは日中取引時間外も注文可能で、夜間帯のチャンスを活用できます :contentReference[oaicite:5]{index=5}。
利用上の注意点・比較ポイント
・流動性:PTSは東証ほど板が厚くないため、価格変動や約定遅延の可能性があります :contentReference[oaicite:6]{index=6}。
・呼値・制限値幅:JAXは東証と同水準。Chi‑Xは±10%、JNXは東証ベースです :contentReference[oaicite:7]{index=7}。
・売買手数料:マケスピ経由で追加料金なし。既存の手数料コース内で取引可能です :contentReference[oaicite:8]{index=8}。
まとめ
JAXPTSは楽天証券ユーザーにとって新たなPTSチャネルとして便利で、Chi‑XやJNXと併用することで、価格や流動性に応じた柔軟な取引が可能になります。
取引前には市場別の流動性・価格差・板状況を比較し、自分の戦略に合った市場を選ぶようにしましょう。

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