SBI証券から他社への米国株移管は可能?手続きと注意点をわかりやすく解説

株式

近年、投資スタイルの多様化に伴い、証券口座を乗り換える人が増えています。特に、SBI証券で保有する米国株を他の証券会社へ移したいと考える人も少なくありません。この記事では、SBI証券から他社への米国株移管について、手順や注意点を詳しく解説します。

SBI証券から他社へ米国株を移管することは可能か

結論から言えば、SBI証券で保有している米国株を他社へ移管することは可能です。ただし、証券会社間での移管は国内株式と異なり、手続きがやや複雑になる点に注意が必要です。

SBI証券では「外貨建証券移管」という仕組みで米国株の移動に対応しており、対応している証券会社(たとえばマネックス証券や楽天証券など)に限られます。

移管に必要な主な手続きの流れ

  • 移管先の証券会社で口座を開設(既にある場合は不要)
  • 移管先証券会社に「移管依頼書」を提出
  • SBI証券にて「移管手続き」申請(オンラインまたは書類)
  • 移管完了までの期間は通常2週間前後

特に米国株のような外国株式は、現地保管機関との連携が必要なため、国内株式よりも時間がかかることがあります。

手数料や制限事項に注意

外貨建株式の移管には、SBI証券側で移管手数料が発生します。2025年時点では、米国株1銘柄につきおよそ3,300円(税込)が一般的です。

また、証券会社によっては「移管不可」の銘柄も存在します。SBI証券で取り扱っているすべての米国株が他社で取り扱われているとは限らないため、事前確認が必要です。

移管できる銘柄と移管できないケース

移管対象となるのは、一般的に「主要な米国上場企業の個別株」や「米国ETF」などです。一方で、OTC銘柄(店頭取引株式)やADRの一部などは、移管に制限がある場合があります。

具体的な移管可否については、SBI証券の公式FAQやカスタマーサポートへの確認が推奨されます。

移管時の税務上の注意点

株式移管は「譲渡」ではないため、課税対象にはなりません。ただし、NISA口座や特定口座に保有していた場合、その状態を引き継げるかどうかは移管先証券会社の対応次第です。

特にNISAの場合、移管によって非課税枠が失われる可能性があるため、注意が必要です。

まとめ:移管は可能だが、計画的に行うのが鍵

SBI証券から他社への米国株移管は可能ですが、手数料や日数、銘柄制限などの点で準備と確認が欠かせません。
移管前には、移管先の証券会社の取扱銘柄や移管方針を確認し、計画的に行うことが重要です。

必要に応じて、SBI証券のカスタマーサポートや税理士などの専門家に相談することで、スムーズな移管が期待できます。

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