テクニカル分析を視覚的にサポートするTradingViewは、インジケーターのカスタマイズ性が高いことで知られています。その中でも人気の「スクイーズ・モメンタム・インジケーター(Squeeze Momentum Indicator)」は、トレンドやレンジを視覚的に識別できる優れたツールですが、背景色や線の色などを変更したい場合に設定場所が分かりにくいことがあります。本記事では、その具体的な手順を紹介します。
スクイーズ・モメンタム・インジケーターとは?
スクイーズ・モメンタムは、ジョン・カーター氏によって開発されたボリンジャーバンドとケルトナーチャネルを組み合わせたインジケーターです。トレンドの発生と消失を視覚的に把握できるため、多くのトレーダーに利用されています。
TradingView上では、緑・赤のヒストグラムと、中央の水平線、そしてスクイーズ状態を表すドットによって構成されており、これらは色の変更が可能です。
背景色や中央線の色を変更する方法
TradingViewでインジケーターの見た目をカスタマイズするには、インジケーターの設定を開く必要があります。以下が手順です。
- チャート上の「スクイーズ・モメンタム・インジケーター」をクリック
- 「歯車マーク(設定)」を選択
- 「スタイル」タブを開く
この中に「ゼロライン(Zero Line)」や「スクイーズ状態のドット(Squeeze On/Off)」の色設定項目があります。
たとえば中央の水平線の色は、「Zero Line」または「Midline」として指定されており、ここから灰色や黒色を別の色に変更可能です。
背景色の変更について
インジケーター自体の「背景色」はデフォルトでは設定されていませんが、背景として色をつけたい場合は、カスタムスクリプト(Pine Script)を修正する必要があります。既製のインジケーターでは背景の色を直接変更できない場合が多いため、以下のようにカスタマイズします。
bgcolor(sqzOn ? color.new(color.red, 90) : na)
このコードをPine Scriptに組み込むことで、スクイーズ状態に応じて背景を変更することができます。
カスタムインジケーターを使う方法
TradingViewでは公式以外にも多くのユーザーによって公開されたカスタムインジケーターがあります。「Indicators」>「Community Scripts」から「squeeze momentum」と検索し、「custom」「background」「bgcolor」などのキーワードを含むインジケーターを探すと、背景色変更に対応しているものが見つかる可能性があります。
これにより、Pine Scriptを自分で書かずに色変更対応済みのスクリプトを利用できるようになります。
トラブルシューティングとヒント
- 色が変わらない場合は一度チャートをリロードする
- インジケーターが複数表示されている場合、設定対象を確認
- スマホ版アプリでは一部設定変更ができないため、PCブラウザ推奨
特に色の変更はUIに影響するため、トレード時の集中力や視認性にも関わってきます。ご自身の取引スタイルに合った見た目に調整することで、より快適な分析環境が構築できます。
まとめ:視覚的な工夫で分析効率アップ
スクイーズ・モメンタム・インジケーターの色変更は、TradingViewの「設定」→「スタイル」タブから行えます。背景色の変更は標準機能では難しいものの、Pine Scriptの編集やカスタムインジケーターの活用で対応可能です。
ご自身のチャート環境を整えることは、判断の精度を高める一歩。インジケーターの色にもこだわって、より見やすく、わかりやすいチャートを手に入れましょう。

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