トレードにおいて、エントリーポイントの選定は勝率と利益率を大きく左右します。特にフラッグパターンのような明確なチャートパターンを待つスタイルは堅実ですが、エントリー回数が限られるのが悩みどころです。この記事では、エントリー機会を維持しつつ精度も担保するための戦略的なアプローチを解説します。
フラッグパターンは高勝率だが頻度が少ない
フラッグ(旗型)は、トレンドの継続を示すチャートパターンとして知られています。ブレイク後の上昇や下降が明確で、利確もしやすい反面、発生頻度は限られます。
たとえば、1週間で3〜5回程度しか見つけられないことも多く、「待つことに疲れて焦ってエントリーしてしまう」というリスクも生じます。
20MAを基準にした押し目買いの魅力
20期間移動平均線(20MA)は、多くのトレーダーに支持されている基準線です。価格が20MAにタッチ、または近づいたタイミングで反転の兆候があれば、押し目買いのサインとして活用できます。
この戦略は、トレンドフォローの中で比較的頻度高く活用でき、待ち時間が短縮される利点があります。
サポレジ転換とフィボナッチ38.2%との併用
精度を高めるには、20MAの押し目買いだけでなく、「サポレジ転換」や「フィボナッチ38.2%押し」の重複ポイントでのエントリーを狙うと有効です。
たとえば、上昇トレンド中に価格が20MAまで押し戻り、同時に以前のレジスタンスがサポートに切り替わり、さらにフィボナッチ38.2%押しになっていれば、信頼度の高いトリプル根拠が揃います。
エントリー回数を増やすことの是非
「エントリー数が少なすぎると収益機会を逃すのでは?」という心配はもっともですが、量より質を重視することが大切です。根拠が乏しいままエントリーを重ねると、勝率が下がりトータル損益も悪化します。
したがって、「高確率な局面を複数の視点から見つける」ことが、理想的なエントリー数の維持に繋がります。
複合的なシグナル構築で安定したトレードを
エントリー戦略は「単一根拠」よりも「複数条件の重なり」で構築することで、再現性が増し、トレードの安定感が向上します。以下のようなシグナル構成が実用的です。
- トレンド方向の確認(上位足の20MA)
- エントリー足での押し目(20MA or フィボ38.2)
- 水平線でのサポレジ転換
- ローソク足の反転パターン(ピンバーや包み足)
このように複数条件を満たすポイントに絞ることで、「精度と頻度のバランス」を両立することが可能です。
まとめ:エントリー数より「質と一貫性」が勝ちにつながる
フラッグパターンに固執するとエントリー機会は減りますが、20MA+サポレジ+フィボナッチのような複合戦略を活用することで、トレードの質を落とさずに機会を増やすことができます。
勝ち続けるためには、数を増やすことよりも「明確な根拠に基づいた一貫性のあるトレード」が重要です。自身の相性とスタイルに合った戦略を見つけて、無理のない形で再現性の高いトレードを目指しましょう。

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