防衛関連銘柄は地政学リスクに左右されやすく、特に米国大型株はそれに応じて目まぐるしく動きますが、実は長期的には”出遅れ感“が目立つものもあります。
なぜ大型銘柄が出遅れているのか?
ロッキード・マーティンやRTX(旧レイセオン)などは2025年に入り、バリュエーションが過去平均よりも高く、新たな買いが入りにくい状況です。トータルで見ても防衛大型株はS&Pよりも伸び悩んでいます。
また、地政学リスクによる一時的な急騰後に利確が入り、短期的な乱高下が目立っています。
地政学リスクの影響は短期的
中東での緊張(イスラエル・イラン情勢など)は大型防衛株に短期的な反応をもたらしますが、すぐに調整が入りやすく、中長期では限定的な影響に留まる傾向があります。
例えばRTXやロッキードは、短期で3%前後上昇後に反落するような値動きをしています。
注目はテクノロジー系防衛銘柄
AI、ドローン、無人機関連に強みを持つ中小の防衛・テック株が今年は飛躍しています。
例として、PalantirやAndurilなどが大きく上昇し、業界平均を大きくアウトパフォーム。
代表的な成長株銘柄
- Palantir(AI・データ分析)
- Kratos Defense(無人・ドローン系)
- Espey、Howmet Aerospace、Heico(防衛サプライヤー)
さらにヨーロッパ勢も注目されており、RheinmetallやBAE Systemsが大きく伸びています。
今後注目すべき「出遅れ株」
銘柄 | 理由 |
---|---|
Lockheed Martin (LMT) | バリュエーション調整後の押し目狙い |
Northrop Grumman (NOC) | 財務堅実だが割高圧力有り |
RTX | エンジン・ミサイルで安定だが調整局面 |
Howmet Aerospace, Heicoなど | 防衛供給系で成長余地あり |
これらは値動きに参入機会がありつつ、中長期的な注目も失われていません。
投資戦略のまとめ
・大型株は短期ボラティリティに留まりがち。押し目を狙う戦略も有効。
・成長テック系銘柄は既に上昇しているが、今後も政策支援や技術需要が期待されます。
・欧州防衛株の急騰も見逃せません。
まとめ
大型防衛銘柄は出遅れている基調が継続中ですが、押し目買いの機会もあります。一方、AI・ドローン系のテック防衛銘柄に注目する投資家は、リスク許容度に応じて分散させるのが賢明です。

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