株式市場の板が動く時間帯とは?寄り付き前の仕組みと注文方法をやさしく解説

株式

株式投資を始めたばかりの方にとって、「9時前なのに板が動いている」という現象は不思議に思えるかもしれません。実はこれは“プレオープニング”と呼ばれる時間帯で、株式市場には特有のルールと仕組みがあります。本記事では、株の売買ができる時間、そして寄り付き前にできることをわかりやすく解説します。

株の取引時間と“プレオープニング”とは?

日本の株式市場の取引時間は基本的に以下の通りです。

  • 【前場】9:00〜11:30
  • 【後場】12:30〜15:00

その前の「8:00〜9:00」はプレオープニングと呼ばれる時間帯で、実際に売買は成立しませんが、投資家が注文を出すことができ、注文状況によって“板”が動いて見えるのです。

この段階ではまだ注文が“蓄積”されているだけで、売買が成立するのは9:00の「寄り付き」時点になります。

板情報って何?なぜ動いているの?

板情報とは、「いくらで何株買いたい・売りたいか」の一覧です。これが動いて見えるのは、注文が出され続けているからです。

ただしこの時間帯に見えているのは「気配値」と呼ばれるもので、まだ実際に取引は行われていません。9:00の段階で需要と供給がマッチした価格で一斉に取引がスタートします。

プレオープニング中にできること

プレオープニング中でも証券口座から成行注文や指値注文を出すことができます。これにより、寄り付き直後に自分の注文が反映される可能性があります。

たとえば、「成行買い」で注文を出せば、9:00に市場が始まった瞬間に最も安い売り注文とマッチして購入できます。逆に「指値買い」で「1,000円以下なら買う」といった設定も可能です。

証券会社の取引ツールでの操作

多くのネット証券では、朝8:00頃からログインし、個別銘柄を検索して注文画面に進むことで売買指示を入力できます。

具体的には以下のような流れです。

  • 証券口座にログイン
  • 取引する銘柄を検索
  • 「買い」または「売り」を選択
  • 注文方法(成行 or 指値)を指定
  • 注文確認後に発注

この操作は、9:00前でも問題なく行えます。

注意点:朝の寄り付きは値動きが大きいことも

プレオープニングを経て始まる寄り付き直後の時間帯は、値動きが激しくなりやすいため、初心者の方は成行注文より指値注文がおすすめです。

特に、決算発表後やニュースの影響がある日などは、寄り付きで予想外の価格で約定してしまうリスクがあるため慎重に判断しましょう。

まとめ:9時前の板は“準備時間”だった

9時前に板が動いているのは、実際の取引ではなく注文が集まって価格が形成されている段階です。この時間帯でも注文は可能で、9時の寄り付きで反映されます。

初心者の方は、落ち着いて注文方法を選び、リスク管理を意識した取引を心がけましょう。株式市場には“時間帯によるクセ”があるため、それを理解することが成功の第一歩です。

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