楽天証券を利用して外貨建てMMF(米ドル建てマネー・マーケット・ファンド)を保有しているのに、楽天銀行の「マネーサポート」でその残高が反映されないという声が増えています。この記事では、楽天銀行と楽天証券の連携仕様や、外貨建商品がマネーサポートに表示されない理由をわかりやすく解説します。
マネーサポートとは?基本的な仕組みを確認
楽天銀行の「マネーサポート」は、複数の金融機関の口座・資産を一元管理できる資産管理ツールです。楽天証券とも連携でき、保有株式や投資信託、預かり金などが自動で表示されます。
ただし、マネーサポートで表示される項目は、楽天銀行が提供するAPI(情報連携の仕組み)に基づいており、全ての資産が対象とは限りません。
なぜ外貨建てMMFが表示されないのか?
楽天証券で取り扱っている「米ドル建てMMF」は、外貨預かり資産としての扱いになるため、マネーサポートの通常の表示対象から外れている可能性があります。
マネーサポートで連携される資産情報は、原則として「円建て資産」に限られることが多く、外貨MMFや外国債券などの詳細は「対象外」となっているのが現状です。
楽天証券の表示仕様:円換算されない商品も
楽天証券内では、米ドル建てMMFなどの外貨建商品も円換算してポートフォリオに表示されますが、マネーサポートとはシステムの仕様が異なります。
たとえば、外国株や外貨預り金、MMFの一部については「連携対象外」の扱いになり、楽天銀行側では取得できないケースがあるため、楽天証券内でのみ表示される状態となります。
対応策:代替の資産管理方法を考える
外貨建て資産も含めた一元管理をしたい場合、Moneytree、マネーフォワードMEなどの他の資産管理アプリを利用するのも一つの方法です。これらのサービスでは、楽天証券と連携して外貨建てMMFも含めた資産全体を管理できるケースがあります。
また、楽天証券のマイページ内で「資産合計」や「外貨建商品明細」などの機能を使えば、MMFも含めた資産状況を手動で把握することが可能です。
ユーザーの体験談:表示されないときの確認ポイント
あるユーザーは「米ドルMMFが表示されないため、楽天証券の資産が極端に少なく表示されて困惑した」と述べています。確認したところ、楽天銀行マネーサポートの仕様上、米ドルMMFが反映されないことが分かり、手動で楽天証券の管理画面を見るように切り替えたそうです。
このようなケースは珍しくなく、「表示対象外商品」についてはFAQにも明記されているため、事前に仕様を確認しておくことが重要です。
まとめ:仕様上の制限を理解し、柔軟に対応しよう
楽天銀行のマネーサポートは非常に便利なツールですが、表示される資産には制限があります。特に外貨建てMMFのような一部商品はシステム連携の対象外であるため、表示されなくても不具合ではありません。
自分の資産全体を正確に把握したい場合は、楽天証券側のポートフォリオ機能や、他社の資産管理ツールも併用して、見落としのない運用管理を心がけましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント