FX初心者のためのスイングトレード戦略:日足・4時間足を使ったエントリータイミングの見極め方

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FXのスイングトレードは、数日〜数週間ポジションを保有する中期的なトレードスタイルです。初心者にとっては、デイトレードよりも時間的余裕がある一方で、相場の流れを的確に読む分析力が求められます。本記事では、スイングトレードにおけるエントリーのタイミングをどの時間軸で見るべきか、特に「4時間足」「日足」をどう活用するかについて解説します。

スイングトレードで使われる時間足の基本

スイングトレードでは、日足4時間足の2つを組み合わせるのが一般的です。日足は「相場の大きな流れ(トレンド)」をつかむため、4時間足は「より具体的なエントリーポイント」を探るために使われます。

この複数時間足の分析を「マルチタイムフレーム分析」と呼び、プロトレーダーも活用する基本的な手法です。上位足(ここでは日足)と下位足(4時間足)の方向性が一致している場面でエントリーすると、勝率が高まる傾向にあります。

日足でトレンドの方向と強さを把握する

まずは日足チャートを見て、相場が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを確認します。トレンドライン、移動平均線(20日線・50日線)などを使って、高値・安値の切り上げ or 切り下げを確認しましょう。

たとえばドル円が日足で明確に高値を切り上げている場合、「押し目買い」を狙うのが基本戦略になります。反対に、下降トレンドであれば「戻り売り」が基本です。

4時間足でタイミングとリスクリワードを整える

トレンド方向が決まったら、次に4時間足で具体的なエントリーポイントを探ります。ここで活用されるのが。

  • サポート・レジスタンスライン
  • ローソク足パターン(ピンバー・包み足など)
  • MACDやRSIなどのオシレーター

たとえば、日足上昇トレンド中に4時間足が押し目を形成し、サポートラインで反発+陽線出現なら、エントリーの好機となり得ます。このタイミングで損切りを直近安値の下に設定し、リスクリワード比が1:2以上になるのが理想です。

「売り」戦略の場合のエントリーの考え方

下降トレンドでの売りエントリーでは、「戻りの上限」を見極めるのが重要です。日足で下げトレンドが続いており、4時間足で高値付近に到達後に陰線が出る、あるいはRSIが70を超えて反落し始めるなどのシグナルが出た場合、戻り売りのタイミングと判断できます。

売りの場合でも、直近高値の上に損切りを置き、できるだけ引きつけてからのエントリーが望まれます。これは「利小損大」を防ぐための基本原則です。

実例:ドル円のスイングトレードシナリオ

例:ドル円が日足で上昇トレンド。4時間足で一度押し目をつけて、20MAで下げ止まる→陽線包み足が出現→RSIが50から反発。この時点でロングエントリー、損切りは直近安値−10pips、利確目標は直近高値+20〜30pips。

このように、上位足でトレンド確認、下位足でタイミングをとるというのが、スイングトレードの基本形となります。

まとめ:日足で流れを読み、4時間足で入るのが基本戦略

FXのスイングトレードでは、日足でトレンドを確認し、4時間足でエントリーのタイミングと価格帯を精査するのが効果的です。上位足と下位足が矛盾しないポイントでのみエントリーすることで、勝率の高いトレードが可能になります。

無理な逆張りや感覚的な売買ではなく、時間足の整合性とリスクリワードの計算を意識して、戦略的にポジションを構築していきましょう。

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