eMAXIS Slim S&P500を毎月10万円積み立てたら10年後どうなる?過去データから見る利益の可能性

資産運用、投資信託、NISA

米国株に連動するインデックスファンド「eMAXIS Slim S&P500」は、長期積立に適した代表的な投資信託のひとつです。この記事では「毎月10万円を10年間積み立てた場合、最終的にどれくらいのプラスになるのか?」という疑問に、実際のデータと試算をもとに解説します。

前提:eMAXIS Slim S&P500とは

この投資信託は、米国の主要株価指数である「S&P500」に連動した値動きを目指す商品です。信託報酬は業界最低水準で、長期・低コスト・分散投資に優れており、初心者からベテランまで幅広く支持されています。

過去のS&P500指数の年平均リターンはおおよそ年率6〜8%(インフレ調整後)とされており、長期的に見れば高確率で資産が増える可能性があります。

月10万円を10年積み立てた場合のシミュレーション

積立額:月10万円 × 12ヶ月 × 10年 = 総投資額1,200万円
期待利回り(平均):年6%と仮定した場合

年数 累積投資額 想定資産額(年6%運用)
5年 600万円 約698万円
10年 1,200万円 約1,600万円

つまり10年後にはプラス約400万円のリターンも現実的と考えられます。仮に年4%程度の低めのリターンでも、+200万円以上の利益が出る計算になります。

過去実績:実際のS&P500チャートとの比較

たとえば2013年〜2023年の10年間で、S&P500は約3倍に上昇しました。この期間に毎月10万円ずつ積み立てていた場合、元本1,200万円に対し、資産評価額は約1,900万円前後になっていたとするシミュレーションも存在します。

もちろんリーマンショックのような暴落も過去にはありますが、積立投資の強みは“安い時にも買い続けられる”点にあります。

元本割れや損失リスクはある?

eMAXIS Slim S&P500は元本保証ではないため、市場が長期間下落した場合、一時的な元本割れも起こり得ます。ただし、長期(10年以上)の保有では回復・成長の確率が高いという歴史的傾向があります。

また、為替の影響(ドル円レート)や信託報酬、リバランスの精度などもリターンに影響しますが、極端な下振れが長期続くケースは少ないと考えられています。

投資を続ける上で意識したいこと

  • 積立は途中でやめない:マーケットの下落時こそ投資継続が力を発揮
  • 暴落時はチャンスと捉える:ドルコスト平均法が機能
  • 出口戦略を考える:10年後に一括売却するか、取り崩しながら運用を継続するか計画を立てる

まとめ:10年後にプラス100万円以上は“十分あり得る”

・月10万円を10年積み立てれば元本は1,200万円
・年6%の運用なら資産は約1,600万円前後に
・年率4%程度でも100〜200万円以上の利益が期待できる
・歴史的なデータと分散投資の力を信じ、長期で継続することが鍵

一時的な変動にとらわれず、長期的視点で続けることで、eMAXIS Slim S&P500は資産形成の有力な選択肢となり得ます。

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